UCF20系セルシオ フロントブレーキキャリパー流用(2)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
ブッシュの引き抜きが完了したら,次はJZX100キャリパーと交換します。いつも通り、ジャッキアップしてホイールを外しましょう。
※当然ながらブレーキは命にかかわる重要保安部品です。もし参考される方がおりましたら、全て自己責任にてお願い致します。
2
キャリパーは写真のようにナックル裏側から2本の17mmボルト(赤丸部参照)で固定されています。これを取り外し,キャリパーをナックルから分離させます。ただ分離前に青□部の14mmボルト(ブレーキラインのバンジョウボルト)も併せて緩めておきましょう。ブレーキフルードが漏れないように、マシ締めを解くだけで外さない方がいいでしょう。(理由は後述)
因みにUCF20キャリパーは形状が変にオフセットしているため、そのまま取り付けようとするとタイロッドエンドと干渉します。なのでロールセンターアダプタ装着し、ナックルとタイロッドエンドのクリアランスを稼ぐ必要があります。
※ロールセンターアダプタは事前装着済み。装着方法は別の整備手帳を参照ください。
3
取り外したらローターも外しましょう。キャリパーはブレーキホースにテンションが掛からないように。
またUCF20ローター・キャリパーはJZX系より大きいため,バックプレートと必ず干渉します。構造上ハブユニットをナックルから外さないとバックプレートを取り外すことができないので、今回はローター・ナックルを仮合わせし、干渉部をグラインダーでカットしました。
4
次にキャリパー偏芯ナットをキャリパーに圧入します。偏芯ナットは有名どころだとナイトペジャーさんや風間オートさんが販売していますし、ネットオークションとかでも売られていますね。若干の違いはあるにしろ、どこも大体こんな形状です。私が購入したのはノーブランド品で7000円くらいしました。メーカー品だとこの倍くらいしますね。
・・・しかし需要が多くないとはいえ、いくらなんでも高くないかい?w
5
偏芯ナットは2つのネジの軸間距離が最大になるよう,ネジ穴をキャリパーに対して外-外で取り付けます(写真参照)。ただしここではちょっと押し込むだけで、圧入はしません。
※後述しますが,写真で言えば偏芯ナットの2面幅が真上になるように今回取り付けをしましたが,ちょっと失敗です。
あくまで予想ですが,真上を向いている2面幅を両方とも,矢印の逆方向に20度くらい傾けて(ハの字になるように)取り付けた方がいいと思います。
6
さてようやく車体にインストールです。まずはローター無しで、キャリパーのみを取り付けます(偏芯ナットを圧入するため)。固定ボルトは元々使用していた17mmボルトを再利用します。
両方のボルトを取り付けて、偏芯ナットの位置(向き)が問題ないことを確認します。もしボルトをまわした時に固い・引っ掛かり感がある、等の場合は偏芯ナットの位置がおかしいということです。偏芯ナットを左右に回して位置出しをして下さい。
7
偏芯ナットの位置出しができていることを確認できたら、写真のようにボルトをねじ込んで螺子力(笑)で偏芯ナットを圧入していきます。
ブッシュのときとは違い,そんなに力は必要ありませんでした。
まあローレットレスですし、そんなもんでしょうw
8
きちんと偏芯ナットをキャリパー端面まで締めこんだら一度キャリパーを外します。そしてUCF20ローターを取り付けた後,キャリパーを再装着します。ローターをハブ端面にきちんと接触させるためにホイールナット等を締め(手締めでOKです),ハブを回転させてキャリパーとの干渉がないことを確認します。
右上の写真のナックルとキャリパーのクリアランスです。30mmのロールセンターアダプタを咬ませてコレですから、最低でも20mmは必要だと思います。
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