デジスパイス NMEAファイル出力ツール修正

先日の日記でデジスパイスのNMEAファイル出力ツールに不具合があり、LAP+View.netでファイルを展開すると走行軌跡がギザギザになってしまう事を書きました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/507493/blog/16311704/

そしたら、デジスパイスの関係者の方がその日記を読んでくれたみたいで、1/5にNMEAファイル出力ツールが

＞緯度経度の出力書式に規定との不一致あり、これを修正させていただきました。

という事でバージョンアップしてました。
http://www.dig-spice.com/

早速バージョンアップしたNMEAファイル出力ツールで変換したファイルをテキストエディタで開くと、

(修正前)
$GPRMC,142805.800,A,36.531724,N,140.228193,E,0.1,316.8,130709,,,A*68
↓
(修正後)
$GPRMC,142805.800,A,3631.903465,N,14013.691558,E,0.1,316.8,130709,,,A*66

修正後の緯度と経度の桁数が修正され、RMCセンテンスの正しい規定となりました。

RMCセンテンス（最大77バイト）
$GPRMC,hhmmss,x,ddmm.mmmm,N,dddmm.mmmm,E,nnn.n,ddd.d,ddmmyy,ddd.d,x,a*cc[CR][LF]

測位時刻、日付、測位状態、位置、速度、進行方向等を出力します。

$GPRMC （固定）
hhmmss 測位時刻（UTC、時、分、秒）
x 測位状態
A：単独測位中またはDGPS測位中
V：未測位
ddmm.mmmm 緯度（度、分、1／10000分）
N N：北緯、S：南緯
dddmm.mmmm 経度（度、分、1／10000分）
E E：東経、W：西経
nnn.n 経度（000.0～270.0、単位：ノット）
ddd.d 真方位による進行方向（000.0～359.9、単位：度）
ddmmyy 日付（日、月、年）
ddd.d 磁気偏差（000.0～180.0、単位：度）
x E：磁気偏差が東より
（真方位－磁気偏差＝磁気方位）
W：磁気偏差が西より
（真方位＋磁気偏差＝磁気方位）
a 測位モード
N：未測位
A：単独測位中
D：DGPS測位中
*cc 最初の１文字（*）に続いて
2桁のチェックサムを示します（00～FF）。
http://www.spa-japan.co.jp/DataBank/GM38m5.html

修正後のNMEAファイル出力ツールで作成されたファイルをLAP+Intakeでdp3形式に変換してLAP+View.netで読ませたら、今度は軌跡がギザギザにならずに表示されました。これにて、デジスパイスのGPS保存ログデータをLAP+View.netで正しく表示できるようになりました。