7/10(土)は舞姫800さんがスパ西浦を走られるに来るという事で見学に行きました。前日の夜には雨が上がりましたので、お昼にはすっかり路面が乾いていました。
コンディション
・天気:曇り時々晴れ
・気温:28℃前後
・路面温度:41℃
路面温度の測定には先日購入した放射温度計を使いました。車関係以外でも、パソコンのCPUやHDD、にゃんこの肉球の表面温度(?)など、いろんな対象物の温度が測定できるのでしばらく遊べそうです。
最近ケータイをしばらく弄っていると、ケータイのバッテリー部がやけに熱を持つなと思って温度を測定してみたら、30→38℃まで温度が上がってました。道理で熱いと思うわけだ(汗 ただし、ブレーキローターなど反射する物体には、放射温度計のレーダー光が反射して正しい値が測定できないそうです。最近では、格安のラップタイマー・4点シートベルトで有名なZiiXからも格安の放射温度計が出ている模様。
http://www.cleverlight.co.jp/SHOP/cl_temp_checker.html
お昼過ぎにスパ西浦に到着して、Fujiさんと舞姫800さんと合流してお昼ご飯を食べに行きました。今回は天丼を注文。
お昼ごはんを食べた後にスパ西浦に戻り、舞姫800さんは15時枠の走行に向けて準備。この日は二輪で走る人がたくさんいました。スパ西浦のオーロラビジョンのタイム表示はまだ壊れたままで走行中にタイムが確認できません。
なので、私のラップタイマー「HKS サーキットアタックカウンタ」を舞姫800さんにお貸しし、データロガーのパフォーマンスボックスも車両に取り付けました。Fujiさんは、ビデオカメラと自作マウント、Photomate887を舞姫800さんの車両に取り付け、走行中のデータを収集します。
舞姫800さんの8のドライブトレインは、ATS カーボンLSD+レボリューション 高剛性デフカバー+後期型4.777ファイナルの構成です。レボリューション 高剛性デフカバーですが、そのままではR Magicのマフラーと干渉してしまい、マフラーの触媒側を少し延長加工する事により、ギリギリ装着できています。でも、実際は一部接触してますけど(汗
8はレイアウトの関係上、デフの近くにマフラーの配管が走っているので、マフラーの熱をデフが拾ってデフオイルが高温になり、デフブローの要因になりやすいという弱点があります。高剛性デフカバーを装着によりノーマルより大容量になったものの、ここまでマフラーがデフに近い位置にあると心配です。今後、レボリューションの高剛性デフカバーの装着を考えられている方は、現在お使いのマフラーと干渉する恐れがありますからご注意下さい。
15時の走行枠は約8台。午前中の四輪枠は、翌日のK耐久レースに出場しそうな軽自動車が練習で多数走ってみたみたい。天気は曇り時々晴れで、今の時期の中ではかなり恵まれた気候でした。
15時の走行開始。1台サイレンサーがない直管マフラーのAE86にオレンジボール。コース外に案内されて音量測定。結果、110dBでスパ西浦の規定である走行中の100dBを余裕にオーバーしてアウト。走行終了かと思ったら、またピットレーンに入って走行していた。今日のところはあまり回転数を上げずに走ってくれと言われたのだろうか?だが、その割には余り回転数を下げずに走っていてうるさい。二度目のオレンジボールで86の走行終了。2回も同じ要因でオレンジボールのフラッグを振られるとはマナーとしてどうなのよ?
舞姫800さんの8がピットに戻ってきたら、タイヤの温度やデフの温度を測ろうと思ってピットロードで見ながら待っていたのですが、なかなかピットインしない。こんな暑い日に連続周回して大丈夫かなと心配していたら、ストレートエンドで突如白煙が!スパ西浦のスタッフの人も確認中みたいでオレンジボールのフラッグが出ない。何とかしてドライバーに伝えたいが、レースや耐久レースで使われているピットボードや無線もないので伝える術がない。
その後、本人が白煙に気づいたらしくピットロードに入ってきた。リアバンパーにオイルが付着してる!Fujiさん曰くデフトラブルの可能性が高いそうだ。これ以上の走行は危険という事で、スタッフの人に一言断って直接ピットに移動。私はとりあえず、今のタイヤの内側と外側の温度と、デフカバー・デフ本体の温度を測定。前輪・後輪とも、外側よりも内側の方が温度が5℃ほど高い。ちゃんとタイヤの内側も使えているって事で、キャンバー不足という事はないという判断でいいのかな?デフ本体は180℃、デフカバーは150℃であった。ノーマルのデフの温度を測定した事がないから違いがよくわからん(汗
車を停めていると、デフの周りからオイルがポタポタ落ちているので、とりあえずデフの周りと点検してみようとFujiさんが提案。私の8のトランクに積んであったシザースジャッキとウマでジャッキアップしました。荷物を降ろしてこなくて良かった。
車の下でいちゃつく二人を激写(笑)
デフ周りを見ても、何が原因なのかよくわからない。飛び散ったオイルを拭き取った後、スパ西浦の周辺を走ってみても特に異音や振動もない。オイルもそれ以上漏れないので、自走して帰ることは何とかできそうだ。
LSDを取り付けたSAH(スーパーオートバックス浜松)で診てもらおうという事になりましたが、その前にデザートを食べに行こうということなり、デザートを食べて私はそこで解散。
その後、Fujiさんから連絡があり、今回の原因が判明したとの事。その原因とは・・・、
デフオイルの入れすぎでブローバイを吹いた
デフオイルの入れすぎ?レボリューションの高剛性デフカバーは、ドレンボルト以外にオイルクーラーを新設できるようにリターン用のサービスホールを設けられています。
http://revo-tune.jp/catalogue/detail.php?id=195
サービスホールからデフオイルを入れてしまうと、規定値以上のオイルが入ってしまうようなのです。
上記の写真の赤丸がドレンボルト、青矢印がサービス用ホール。デフオイル注入口のフィラーボルトは、メンバーに隠れて写真では見えません。
そういえば、舞姫800さんがLSDを入れてからデフオイルを交換すると、1L缶3本では足りない時があると言っていたのを思い出しました。8の純正デフでデフオイル交換すると約1.8Lだけど、レボの高剛性デフカバーってそんなに大容量だったっけと疑問に思っていたのですが、レボのHP見たら、高剛性デフカバーは約750ccの油量の増量となっていたので、デフオイル3Lは明らかに入れすぎなのが確定しました。
先ほどの写真の上部。赤丸がブローバイを吹いたブリーダー、その左側がサービス用ホール。
今回のトラブルの原因は無事判明してホッとしました。というわけで、レボの高剛性デフカバーを装着後にデフオイル交換する際には気をつけましょう。
今回は正直、発売当初にデフトラブルが多発して問題となったカーボンLSDがデフブローしたのが原因だと思ってました・・・。でも、デフブローじゃなくて本当良かった。こういう身近でデフトラブルを何回か見ると、トラブルの原因になりやすい機械式LSDの導入は今回いいやと考えてしまいます。機械式LSDは、今の私の腕やドラテクだと必要不可欠なものとは思えないし。ノントラブルで自走して家まで帰ってくることが何より大事だよね。
Posted at 2010/07/13 00:43:05 | |
トラックバック(0) |
LSD | 日記