2月5日(日)に筑波サーキット コース2000(TC2000)で開催されたエイトリアンカップ2012Springに参加してきました。
前日の4日(土)の10時にPAでデンドロさん&hiromiさん、ben.さんと待ち合わせて移動開始。途中渋滞も無くて順調だったので14時半には守谷SAに。ファミラ枠にてエイトリアンカップの前日練習走行している8が何台かいるという情報を聞いて筑波サーキットに向かいました。現地で車高調のセッティングやタイヤなどいろいろな話を聞いたり、コースを見ながら攻略について相談したりできてとても有意義でした。夜はエイトリアンさんと晩御飯をご一緒させて頂き、いろいろお話を伺えて楽しかったです。ぱららさんが筑波TC2000攻略法講座をブログに挙げていたので、それを熟読してから眠りに着きました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/123549/blog/25362510/
当日は6時半に現地入りしたのですが、既に多数の8が到着して準備中。走行前に知り合いの方と色々話をしたかったのですが、自分の走行準備で手一杯でした。パフォーマンスボックスでTC2000のファイルを読もうとしたら、ファイル選択画面が出なくてロードコンプリートの表示。何故?この状態でもログデータは保存できるはずですが不安が残ります。ゼッケンを貼る為にタオルで車を拭いた途端凍るほど当日の朝の気温が低かったのですが、太陽が出てきて多少暖かくなりました。あまり路面温度が低すぎるとタイヤは全然グリップしないし、風も無いのでタイムアタックに最適なコンディションとなりました。
私はBグループでしたが、Aグループは西からMoto+さん・Eddieさんが遠征、ショップの人同伴でサポート、タイヤウォーマー導入などと本気度120%で顔はにこやかでも一触即発のピリピリした雰囲気が伝わってきました。Aグループ・Bグループを問わず軽量化の為に助手席や後部座席がない人が多かったですが、私はいつも通り装着したまま(運転席側の後部座席の座面は4点シートベルトを装着するため外してます)。私は「スムーズに走る」が一番のテーマだったので、変な緊張を貰わないためにも他の人をあまり気にしないようにしました。DSCもいつも通りON。
Bグループ6番目でコースイン。1周目の第1コーナーでコースアウトした車両がいて黄旗が出るも走行続行。第1コーナーを曲がるたびに否が応にも視線に入ってしまう。人間視線が向いている方向に行ってしまう特性があるので、なるべく視線から外すように心がける。
走行してまもなく3→2速のシフトダウンが入らなくなりました。街乗りでエンジンかけて走り出した最初の1→2速のシフトアップすると、変な感触と変な音がして暫くプルプル振動して馴染んでから2速に入ることが毎回起こって(2回目移行や止時の1→2速、動いている時の3→2速では症状は出ない)、2速の調子が悪いなとは思ってましたが、まさかエイトリアンカップでここまで症状が悪化するとは・・・。低回転でのシフトチェンジでは症状が出ないことから2速のシンクロが逝ってしまった可能性が高く、ガリガリ言わせながら何とかシフトダウンする事に。
これ以上頭に不安などの雑念が入ったら自分の走りができなくなるので、ラップタイマーを見ずに自分の走りに集中。第1ヒートはクリアラップが取りやすかったので淡々と周回を重ねる事に。チェッカーフラッグが振られ、ピットロードに戻ってきた時にHKS サーキットアタックカウンタを見ると、
LAP3 1'07.91
!?去年の12月のエイトリアンカップの時と車の仕様は変わっていないのに1秒以上もタイムアップとは。ありえない、何かの間違いではないか?リザルトの用紙を貰ったら
1'07.910 [Sec1]27.640 [Sec2]27.995 [Sec3]12.275 [TopSP]154.506km/h
本当に7秒台が出ていてびっくりしました。先月受講したSDL(鈴鹿ドライビングレッスン)の成果が出たのか?
動揺した心を隠せないまま第2ヒートスタート。なかなかクリアが取れなかったり、3→2速のシフトダウンが更に入りづらくなりで第1ヒートのタイムを上回る事ができませんでした。第2ヒートのベストは1周目で出ました。
1'08.591 [Sec1]28.054 [Sec2]28.156 [Sec3]12.381 [TopSP]153.300km/h
第3ヒートは途中ヒヤっとする事があってこれ以上走り続けるとクラッシュしそうな予感がしたので、途中で走行を切り上げて走行終了としました。第3ヒートも第1ヒートのタイムを上回る事ができず、第1コートのベストが今回のベストとなりました。第3ヒートのベストは3周目で出ました。
1'08.282 [Sec1]27.613 [Sec2]28.167 [Sec3]12.502 [TopSP]154.220km/h
スパ西浦で61秒台を出した時もそうですが、Z1☆はまだタイヤが温まりきっていなくてちょっと滑るぐらいの時が一番タイムが出る事を確信しました。それはZ1☆の2010年夏製造モデルでも2011年夏製造モデルでも変わりが無いと思っています。
ちなみに今回の仮想ベストを繋げると、
1'07.649 [Sec1]27.613 [Sec2]27.974 [Sec3]12.062 [TopSP]154.506km/h
Sec3はもうちょっとで11秒台のところまで着ました。実際のベストと比べるとそれほど差が無いので、ベストラップを出した周回は上手くまとめる事ができたのではないかなと思います。
総合結果は44台中25位と7秒台に入ったのに半分以下と周りのタイムアップのインフレが凄い事になっています。Expertクラスは、遠征組のMoto+さん・Eddieさんが1・2フィニッシュとなりました。STDクラスではぱららさんが1'06.354、そしてOPENクラスではエイトリアンさんがTC2000でのRX-8レコードとなる1'01.961のタイムが出ました。速すぎてわけがわからないよ。
http://rte.up.seesaa.net/PDF/2012_0205_8cup_result.pdf
エントリーしたMoreクラスの中では5位でメダルを頂きました。楯は貰った事があるのですが、メダルは今回が初めてなので嬉しいです。
今回DSC ON、純正ファイナル、純正LSDでも1分7秒台を出せる事を証明する事ができました。エイトリアンさんに伺ったところ、DSC ONでは私が最速らしいです。DSCを切ればもっと速くなるのではと仰る人もいますが、私がDSCを切るとビビッてアクセルが踏めなくなるし、3年前のエイトリアンカップみたいにクラッシュしてしまうのは目に見えています。
よくDSC邪魔じゃない?と聞かれますが、ミニサーキットでDSCがガンガン介入するのに慣れているせいか、TC2000だとあまり邪魔だと感じないです。DSCを邪魔なデバイスだと思わず、DSC先生がガッツリ介入したら自分の運転が悪かったんだなと反省をするなどしてDSCを上手く活用すれば良いと思っています。これからもDSCを切って走る事はないだろうし、機械式LSDの必要性も感じないので、他人から何を言われようがこのスタンスは今後も変えるつもりはありません。それが3年前の1号機のクラッシュから私が学んだ事です。
今回のベストラップを含む走行の車載はこちら。
VIDEO
http://www.youtube.com/watch?v=QvS4u4YMz8k
ベストラップが出たラップの前とアタック中の最終コーナー立ち上がり、2ヘアの立ち上がりでDSCがガッツリ介入してミスしているし、こんなラフな運転で7秒台とは我ながら信じられん。
今回気をつけて走行したポイントは、
・CP(クリッピングポイント)を奥に取り過ぎない
・1コーナーの侵入は上り坂からステアを右に少し切ってミドルからターンイン
・1コーナーの立ち上がりはコース幅をしっかり使うためにアウト側のライン取りを意識
・1ヘアはS字の縁石を踏んだ後そのままインに向けてターンイン
・1ヘアの立ち上がりはなるべく直線的に立ち上がって加速区間を長くできるような姿勢を作る
・ダンロップのターンインはアクセルオフだけでもなくブレーキを使って(左足ブレーキはできないので右足ブレーキ)意図的に前荷重を作ってノーズを入りやすくする
・2ヘアのターンインもミドルからを意識
・2ヘアの立ち上がりはコンパクトにまとめすぎず、1コーナー同様コース幅をしっかり使って立ち上がる
・最終コーナーはイン側の縁石を踏まない
今回のログデータはこちら
赤線 '11.02.05 1'07.910 [Sec1]27.640 [Sec2]27.995 [Sec3]12.275 [TopSP]154.506km/h
青線 '10.12.18 1'08.933 [Sec1]28.284 [Sec2]28.429 [Sec3]12.220 [TopSP]152.284km/h
■'10.12.18のエイトリアンカップ2010Winterでの車載
VIDEO
http://www.youtube.com/watch?v=-mygo_aqcKA
ダンロップのターンインでのブレーキングを今回初めて試してみていい感じに思えましたが、ログデータを見るとボトム速度が低くなりすぎないだけで加速開始ポイントが同じでほぼ一緒だったのが判明orz 今回は1ヘアの立ち上がりが上手く処理できてSec1のタイムアップが大きい要因ですね。最終コーナーはなだらかなV字ラインのグラフになるのが理想ですが、私のはW型で加速ポイントが遅くて駄目ですね・・・。
最後になりましたが、エイトリアンカップ最高!今後はミッションをどうにかしないと(鬱
写真は大泉 亮さんに撮影していただいた物です。どうもありがとうございます!