
エイトリアンカップ鈴鹿に向けてグランツーリスモ6で鈴鹿サーキットを走ったり、他の人の車載を見て研究したりした人が多いと思いますが、今回のエイトリアンカップ鈴鹿については私も他の人に負けないぐらい準備をしまして、ロガーの解析や私自身の鈴鹿サーキットの車載動画の研究、そして車のアップデートも行い、エイトリアンカップ鈴鹿に今までの鈴鹿サーキットを走行した経験を全てぶつけるつもりで挑みました。
■エイトリアンカップ鈴鹿前の様子
思えば、RE-71Rを投入するも12月のスパ西浦の走行では1分2秒台に入るのがやっとで自己ベストから約1秒落ち、TC2000ラストランを決意して挑んだエイトリアンカップ2015 Winterでは1分8秒台に入るのがやっとで自己ベストより1.2秒落ち&走行中にABS警告灯が点灯してリタイヤを余儀なくされるという散々なスタートでした。
このままサーキット走行自体も引退の文字が頭をよぎりました。
12月末のSDL(鈴鹿ドライビングレッスン)では、
2分35秒61 → 2分35秒00と自己ベストを更新して光明を見いだすも、2016年1月の鈴鹿チャレンジクラブグランプリ(以下、CCGP)ではヘアピン立ち上がりでタイヤが空転して前に進まないという症状に悩まされ、タイムは
2分35秒303と自己ベスト更新できず。後の点検で、装着している純正LSDの機能が低下してオープンデフ状態になっている事が確認されました。
1月の鈴鹿サーキット 東コースで開催された鈴鹿ゴールデントロフィーレースではB3クラス優勝するも、あと一歩のところでポディウムを逃す。後からロガーを見直すと散々な走りだった事がわかり、丁寧に走って1周をまとめれば総合1位も狙えたことが発覚。久しぶりのJAF戦で洗礼を受ける結果となりました。
車のアップデートを行い、2月の鈴鹿チャレンジクラブ枠でシェイクダウン。土曜日のチャレクラということで43台がコースイン。僅か1周しかクリアラップが取れなかったが、それでも
2分34秒43(GPS計測値)と自己ベストを更新して初の34秒台へ。しかし、この走行が原因でトランスミッションを痛めてしまう。
信号待ちでクラッチを切って1速に入れようとすると途中で引っかかって1速の奥まで入らない症状が頻繁に出るようになる。その状態で繋ぐとギヤがギャーと鳴いて弾かれる。クラッチを切り直してギヤを入れる行為を何度か繰り返すと何とか入るものの、トランスミッションは寿命間近。
さらに、
フロントブレーキローターのヒートクラックが予想を上回る速度で育っていて黄色信号な状態。急いでブレーキローターを手配するも納期はエイトリアンカップ鈴鹿以降。仮に間に合ったとしても、ブレーキローターの鳴らしを考えると直前でブレーキローター交換は望ましくない。ミッションとブレーキローターの状態を考えると、エイトリアンカップ鈴鹿でアタックできるのは2~3周。そんな状態でエイトリアンカップ鈴鹿の当日を迎えました。

Photo by いちひろさん
■エイトリアンカップ鈴鹿の当日
エイトリアンカップ鈴鹿のお手伝いをする為、ちょっと早めに現地入り。天気は曇りで、雨が降るかどうかは微妙な感じ。エイトリアンカップもついに日本の最高峰のサーキットである鈴鹿サーキットで開催に。
最高に走りやすいエイトリアンカップと最高に楽しい鈴鹿サーキットが両方そなわり最強に見える。
2,3年前までは、RX-8でサーキット走行をしている人の中でも鈴鹿サーキットを走っている人は少なかったのですが、中部のサーキット仲間で去年のCCGPを機に鈴鹿サーキットのライセンスを取得した人が増え、今回のエイトリアンカップ鈴鹿で関西や関東から走りに来られる人が増えて嬉しい限りです。鈴鹿サーキットでRX-8の走行会があれば最高なのにとずっと思っていましたので、今回のエイトリアンカップ鈴鹿の開催は本当嬉しいです。開催して下さいましたRTEメンバーの方には厚く御礼を申し上げます。
2012年に私とその仲間たちが開催した「RX-8 Spirits Forever」で西方面と東方面の8乗りが中央の鈴鹿サーキットに集まって交流を深めることができましたが、今度は「エイトリアンカップ鈴鹿」により西と東のサーキットアタッカーが鈴鹿サーキットに集結して交流を深める事ができて良い刺激になったと思います。
また、今回中部のカメラ部隊(?)も集まってくれました。玄武さん・m@sum@suさん・いちひろさん・青パチ君・hiromiさん、寒い中撮影して下さいましてありがとうございました。

Photo by いちひろさん
■コースイン・アタック開始
雨が一瞬パラつくもすぐに止んでコースはドライ路面。天気は曇りのまま。いよいよコースイン。
もちろん今回もDSC ONです。私の前の車両はben.さんでCCGPと同じ状況。事前の資料で先導走行の車両が速いとは聞いてましたが、SDLのハイスペース先導レッスン並みの速度で驚きました。先導走行中にコースの状況を確認すると、130Rのイン側の縁石の上に砂が乗っている!インの縁石を踏むのを躊躇う。
アタック1周目開始!いきなりS字でミスするも落ち着いて立て直す。先日のチャレクラの時と路面コンディションが似ていて気温が低く、アタック1周目ではタイヤが十分に温まらない。中・高速コーナー前のブレーキングポイントを若干手前に変更。これは予想通り。130Rのブレーキングも早めに。130Rを1周目から全開走行すると、先日のチャレクラでクラッシュしていた車両の二の舞いになってしまいます。
1周目のラップタイムは
2分34秒747。先日のチャレクラのタイムには及ばなかったが、アタック2周目が本番!東コースは上手いこと走れた気がする。西コースはちょっとミスったか!?1周が約5.8kmと長いのが鈴鹿サーキット。焦りは禁物で、1周のミスを最小限に抑えてまとめる事を心がける。計測ラインを通過!タイムは・・・、
2分33秒574!
ついに33秒台へ!先日のチャレクラの時より
0.856秒も短縮!ヤッター!4周目は途中までアタックしましたが、S字でミスをしてしまったのでアタックを終了してピットに戻りました。やり切った感が強くて集中力が切れたので、実質2周しか走ってませんがここで走行終了としました。車載動画はこちら。
https://youtu.be/mb23r7209iA
■走行中の様子
鈴鹿サーキットの走行会だと1時間枠が基本なのですが、その中で経験者・ライトオン車両優先のアタックタイム、未経験者優先の思いやりタイム、分類なしのフリータイムという区分けを今回初めて採用されたのですが、これが上手い事機能していて、結果走りやすかったという意見がとても多く、私自身もそう感じました。流石エイトリアンカップ。中部のサーキット仲間も軒並みタイムアップしていました。
■リザルト
走行結果ですが、
2分33秒574で総合8位。そして、
MOREクラス優勝!
1号機の時にSTDクラスで優勝したことがありますが(ぱららさん・ハワイさん不在時限定)、MOREクラス優勝は今回が初めて!エイトリアンカップ鈴鹿の為にして来たことが報われて本当に嬉しいです。サポート・メンテナンスでお世話になった八屋さん、パーツを貸して下さいました友人に感謝です。ありがとうございました。
中部のサーキット仲間が、Expertクラス2,3位、Moreクラス1,3~5位を占め、地元の意地を見せる事ができたかなと思います。
リザルトはこちら
http://rte.up.seesaa.net/PDF/2016_0212_8cup_suzuka_result.pdf
エイトリアンカップ鈴鹿のおかげで、鈴鹿サーキットのRX-8最速ランキングの登録数が倍に増えて充実してきました。鈴鹿サーキットのランキングはDSCの状態も掲載していますので、今回走られた方のDSCの状態を教えてもらえればと思います。
https://db.tt/NBUOxZ4
↓(※2016.10.4 追記 サーバー移転しました)
http://rx-8.littlestar.jp/ranking/
■まとめ
エイトリアンカップ鈴鹿は来年も開催を考えているとの事なので、今から楽しみです。最後に、
エイトリアンカップ最高!
そして、
鈴鹿サーキット最高!

Photo by 青パチ君
P.S.今回のエイトリアンカップ鈴鹿で燃え尽きましたので、暫くの間ブログの更新をお休みします。