活動再開します(謎)
オイル類を交換する時期が来たので一式変えました。今回は「nutec(ニューテック)」ブランドのオイルを今回試しに入れてみました。
■エンジンオイル:nutec NC-51(0w-30)
■ミッションオイル:nutec NC-70(75w-90)とZZ-31(75w-85)のブレンド
■デフオイル:nutec ZZ-32(80w-120)
各オイルのインプレッションを書きたいところですが、街乗りオンリーで4000rpmまでしか回していないので、その範囲内で書きます。
・エンジンオイル:nutec NC-51(0w-30)
今まで使ってきたR Magic レーシングエナジー for NA(0w-30)と同じ粘度表記ですが、それよりは多少重たい感じ。通常料金だとR Magic レーシングエナジー for NAよりも高いので、今後よっぽど気に入らない限りは同じエンジンオイルを入れないと思います。同じnutecでランクを下げるか、GT-30 or GT-40 or RESPO RX-TYPE(通販まとめ買い)で4L 6500円前後の価格帯のエンジンオイルにしないとお金が・・・。
・ミッションオイル:nutec NC-70(75w-90)とZZ-31(75w-85)のブレンド
各ギヤにシフトが入れやすい。少ない力でシフトチェンジできる。シフトを各ギヤに入れたときのショックが小さすぎて、最初バックギアにシフトを入れた時、あれ?バックギヤに入らないと思って錯覚したほど。「ヌルッ、ヌッ」という感じで、各ギヤに入ったという感覚がちょっと掴み辛いので、カチカチしたシフトフィールを求める人や、サーキットでちょっとでもロスを減らすために高速でシフトチェンジする人にはあまり向きそうも無い。
デフオイル:nutec ZZ-32(80w-120)
純正LSD、常にDSC ON、全然LSDを効かせて走らない私の運転では、デフオイルの違いを全く感じ取る事ができない。
どのオイルもサーキット走行した際にどうフィーリングが変わるか楽しみです。
エンジンオイル交換の際にエンジンオイルフィルタ(エレメント)も交換したわけですが、今まではR Magicの薄型のエンジンオイルフィルタを使ってきました。なぜなら、Defiの油温メーターのセンサーに、オイルフィルタに挟むアダプタ(オイルブロック、サンドイッチブロック)である、JURAN オイルセンサーアタッチメントを装着していたので、薄型のエンジンオイルフィルタしか装着が難しかったからです。以前、Dラーで純正のオイルフィルタに交換しようとしたら、オイルセンサーアタッチメントがついているから、スペースがなくて純正のオイルフィルタが装着できないと断られた事があります。薄型で格安のオイルフィルタとなると、R Magic製しか選択肢がありませんでした(JURANにも薄型のオイルフィルタがあるけど高い)。
オイルフィルタなんてどの製品も大差ないだろうと思っていたのですが、先日のナイトスポーツのブログにて、
・濾紙は必ず詰まってくる
・フィルターは小さくするとフィルターではなくてバイパスユニットになる
・バイパスしていてもドライバーは気が付かない
・よってフィルターは純正以上のできるだけ大きなものを使う
・フィルターもまめに交換する
https://minkara.carview.co.jp/userid/242152/blog/16786726/
などと書かれていましたので、こりゃいかんと思い、R Magicの薄型オイルフィルタの使用をやめて、今後はナイトスポーツのオイルフィルタを装着しようと思いました。しかし、ナイトスポーツのオイルフィルタの全高は85mmと高いので、オイルセンサーアタッチメントを装着した状態での取り付けは厳しいです。
となると、油温センサーの取り付け位置を変更しないと純正サイズ以上のオイルフィルタを装着できません。という事で、オイルセンサーアタッチメントを取り外して、バンジョーボルト交換タイプの油温センサーを取り付ける事にしました。この作業は、先月の末にMSSCのメンバーを通じてSAHで行おうかなと思っていたのですが、今回オイル交換するついでにする事にしました。
バンジョーボルト交換タイプは、各社いろいろ出てますが(ナイトスポーツだとアウトレットアダプターという名前の商品)、その中でも一番安いと思われるJURAN メーターフィッティングセンサージョイント(マツダ13B専用油圧計用)を使いました。油圧用となってますが、電子式のメーター(1/8ピッチのセンサー)なら油温計でも使えます。センサー穴はひとつだけですが、現在私は水温・油温の2つのメーターのみで油圧計はつけていないので問題ありません。
さて、油温センサーの取り付け位置ですがいろいろあります。
1)オイルフィルタに挟むオイルブロック
2)オイルフィルタ下のバンジョーボルト
3)オイルクーラーのバンジョーボルト(オイルクーラーアウト側)
4)オイルクーラーのバンジョーボルト(オイルクーラーイン側)
5)オイルパン
4と5はオイルクーラーで冷える前のオイルで計測されるので、1,2,3と比べて温度が高く表示されます。RX-8のマツダスピード「スポーツメーターリンクシステム」を取り付けた場合だと、油温はオイルパンのセンサーから温度を取得していますので温度が高く表示されます。スポーツメーターリンクシステムを装着しているお友達のFujiさんの油温のピーク値が私と比べると約20℃高く表示されると言うのはそういう理由です。なお、バンジョーボルト交換タイプだと、上記の場所以外にも取り付け場所があるそうです。今回私は2を選びました。D.I.Yで作業すると、純正のバンジョーボルトが固くてなかなか緩める事ができないみたいなので注意。今回私はショップに作業をお願いしました。
取り外したオイルセンサーアタッチメントと純正バンジョーボルトはこちら。
厚さが30mmもあります。新発売になったJURANのオイルセンサーアタッチメントSPLだと厚さが20mmと薄くなり、RX-8(MC後)に対応になりました。「RX-8(MC後)へ装着する場合は、車両メーカー純正MC前オイルフィルターとあわせてお使いください」と書いてあるので、MC前とMC後の純正オイルフィルタはどうもサイズ違うようです。注意書きからすると、MC後のオイルフィルタの方がサイズが大きいのかな?MC後の8はオイルフィルタの場所が変更になったので、MC前よりもスペースが厳しそうですね。
◆追記◆
MC後の純正オイルフィルタですが、MC前のオイルフィルタよりも全高が高く、R Magicの薄型オイルフィルタを比べると2倍近くあるそうです。オイルフィルタの場所が変わったことにより油圧が高くなり、オイルフィルタによってはバイパスしてしまい、使えないオイルフィルタ(デンソー製など)があるので要注意との事。つまり、最低でもMC前の純正オイルフィルタの高さが必要で、それ以下のR Magicなどの薄型オイルフィルタをMC後の8に装着するのはやめましょう。そして、MC後の8には、対応している薄型オイルブロックであっても、バンジョーボルト交換タイプにして大きなオイルフィルタを使いましょう。以上、MC後の8に乗っているお友達のNさんからの情報でした。
油温センサー移設後はこうなりました。
赤矢印がJURAN メーターフィッティングセンサージョイントです。そこから油温を取得するようにしました。青矢印はR Magicのクラッチエア抜きキットの延長ホースです。これでナイトスポーツのオイルフィルタが装着できるようになったので、早速同商品に交換しました。
これにて今回の作業は終了です。今回車を預けた際にアライメントをチェックしてもらったのですが、やはりアライメントが結構ずれているようです。それは私も感じていて近いうちにどこかでアライメント調整せねばと思っていたので、今月中にスパ西浦を走り、そのデータを元にスパ西浦に合わせたアライメントに調整してもらおうと思っています。アライメントテスターによるアライメント調整ではなく、手動によるフルアライメントです。
カー用品店やタイヤショップでよくあるアライメントテスターを使ってのアライメント調整だと、機械でアライメント調整して目的の数値に合うとその時点で終了となりオーナーに車を返すので、その後車を動かすとアライメントの数値が先ほど合わせた値よりも多少ずれてしまいます。理想は、アライメント調整→車を動かす→再度アライメントを計測して調整を何度か繰り返すのがベストですが、そこまでやっているショップはそうありません。レース屋さん系のチューニングショップ(REショップだとレボリューションなど)がアライメントテスターではなくフルアライメントにこだわっているのはそういう理由からだと思われます。
「サスペンションを生かすも殺すもアライメント次第」
(by レボリューションの青木社長)