サンプレックス・クリテリウム分解掃除

購入時の裏面。表はプログにアップしたのでそれを見て下さい。

まずはバラバラにしてパーツクリーナーで綺麗に。相当に汚いので簡単には汚れやこびりついた油が落ちない。歯ブラシを駆使。

樹脂（デルリン）の本体は劣化して真っ白に変色。これはもうアーマオールで丁寧に掃除するしかない。これが一番大変。パーツクリーナーをかけるとますます真っ白になってしまうので注意が必要。ワコーズの樹脂をおかさないタイプならＯＫかも？

上側のテンションスプリングの受け穴はやっぱり広がっているので１８０度反対側に開けなおす必要がある。

φ１のドリルで開けなおし。ついでにテンション調整出来るように２箇所に開けた。

掃除が終わった部品類。後は組むだけだけど上側のテンションスプリングの組みつけが難しい。次の写真のようにすると滑らなくて作業しやすい。一度でも空回りさせると樹脂のスプリングの受け穴が簡単に削れて使えなくなる。

写真のようにバイスにレンチを咥えておいてＲＤ本体を下に押し付けながらスプリングが空回りしないようにして回しながら涙形のワッシャを嵌めるのがこつ。これはサンプレを分解する人の参考になると思います。ここがポイントです。ここで一度でもスプリングが空回りすると樹脂側が削れてスプリングが嵌らなくなる。

欠けたプーリーはプレステージのものがあるので使う時は交換すればＯＫ。錆も大して気にならないし何より懐かしいセットが完成してうれしい。盗まれてから２５年ぶりくらい？

サンプレの変速機は結構プレステージがネットにもかなり高価で出ているけれどエンドの取り付け部の上側のボルトはこの構造のものでないと直付け出来ないので購入検討する人は気をつけて。クリテはたいていＯＫ。