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かつて上野～青森間には無数の寝台特急・急行・普通列車等が設定されており、青森駅は青函連絡船からの乗り換えのお客さんが絶え間無く行き交っていたのでしょう･･･
画像は3年前の青森駅の風景ですが「あけぼの」に乗り込む人の姿はほとんど無く、人の少ない長いホームが切なさを誘います。最近、上野～長岡間の牽引がEF64-O番台がメインとなり話題を呼んでいるようですが、これはまさしく淘汰の伏線、廃止は早ければ平成22年度末に予定されている東北新幹線の新青森伸延時のダイヤ改正と思われます(泣)

男なら誰しも、何かに夢中だった頃の懐かしくて切ない思い出が幾つかあるのではないでしょうか。
画像は4年前に撮影した鳥取県に程近い、兵庫県日本海側の餘部鉄橋と出雲です。鉄橋は架け替え工事が進み、出雲は廃止となりました。当時の旅の流儀として夜に出発し、高速を一切使わないで旧道や峠道を通って丸一日掛けて現地入りしました。通過する列車が見れるのは僅か1分程度、この1分の為に寝食を忘れて夢中になれました。残りの人生であと何度、本気で夢中になれる物に出会えるでしょうか。

永遠に満たされることの無い欲望の為に、いつまでも破壊と再生を繰り返すのだろうか。新しくて便利で効率的な物の追求が本当に人々を幸せにできるのでしょうか。
温故知新、一歩足を止め自分の生きてきた時代を旅をする気持ちの余裕こそが今後生きていく為の道標を見つけられる方法の１つかも知れないと最近思っています。
画像は3年前に人気の無い沼津駅で、1970年代風に撮影したものです。富士・はやぶさは消えて行きましたが、この駅は今でも変わらぬままでしょうか。

今日の夕暮れ時、品川駅には最近よく見かける宇都宮のDE11が佇んでいました。工臨入れ換え用の常駐でしょうか。ここでDE11を見ると過ぎ去ったブルトレの入れ換えシーンが思い出されます。

画像はさくら･あさかぜが廃止になった年、僅か4年ちょっと前の風景です。あさかぜ･さくら･はやぶさ・富士･出雲･銀河が長旅を終えて静かに佇んでいます。
もう鮮やかなブルーの客車をここで見ることは二度とありません。(今後､リバイバルや団臨があれば別ですが･･･)
いよいよ東北縦貫線の工事が本格的に始まりましたね。この工事計画により、そして収益性重視で廃止されていったJRの厄介者達のことを生涯記憶に留めたいものです。