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Goodolddaysのブログ一覧

2014年07月05日 イイね!

消える路地と一輪の花

月島・勝鬨・佃島、建ち並び続ける超高層マンションの片隅に静かに息付いていた戦前の記憶。


学生時代からの散歩道だった月島の風景がいよいよ消えて行く。





隣接するユニオン映画製作の最高傑作『パパと呼ばないで』の舞台である佃島の路地は、TV放映された40年以上前の面影を僅かに残していた。


松尾嘉代が勤めていた美容室は奇跡的にそのままです。


しかしながら、石立鉄男と杉田かおるが下宿していた時代の賑わいや多くの路地は消えていた。





佃島と言えば赤い橋があまりにも有名ですが、当時はこんな簡素な橋でした。



ドラマでは別れのシーン等で幾度となく使われたこの橋。

リバーシティが、右京とチ一坊の残像を掻き消してしまう。


残された路地と共に消えて行く夏の色香。



Posted at 2014/07/05 06:45:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 東京の風景 | 日記
2014年05月31日 イイね!

モノクロームの銀座

また思い出の風景が消えてゆく。
昭和臭が漂う小さな映画館、シネパトス。
最後に観たのはキアヌ・リーブスの「雲の中で散歩」・・・たしか。


もう二度とこの地下街を歩けない・・・



数寄屋橋のシンボルの一つ、ニュー・トーキョービル。
ここでは「トップガン」を2度も。



更に残念なことに、一帯が再開発されるという。
夜の帳が落ち始める頃にガード下周辺に生まれる闇、向こうに見えるマリオンとの対比を眺めるのが好きだった。


バブルの象徴、ホテル西洋。
学生時代、ここのカフェでお茶をするだけで幸せでした。




思い出が溢れる銀座日航ホテル。

学生時代の4年間、ここでのバイトを通して知った夜の銀座の人間模様。
カフェで声を掛けてくれる顔なじみのホステス達との他愛無い会話、彼女達が時折り魅せる哀しい横顔・・・

バイトが終わり帰宅する前、通り両側の何処までも続く3重駐車をホテル屋上の休憩所から眺めるのが好きだった。
眩しい季節は永遠だと誰しも思っていた。



有楽町高架下で缶コーヒーを握りしめ、思い出の風景に別れを告げる。

Posted at 2014/05/31 06:30:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 東京の風景 | 日記
2013年12月20日 イイね!

駆け上った階段

初冬のある寒い日、当たり前だった東横デパートや東横線のホームは無くなっていた。



母に連れられて歩いた東横のれん街、文化会館で観たジョーズや銀河鉄道999、中学生の時はルアーを買いに通ったサンスイ、高校生の時はヘビメタの輸入盤を買いにタワーレコードに行ったり渋谷図書館へ一応受験勉強をしに行ったり、大学生の頃は安ディスコやコンパの思い出。
そう言えば、終電を逃してバスターミナルのガードレールに腰掛けて友人達と夜を明かした事もあったっけ。

“渋谷”から足が遠のいてどれくらい経つだろうか、社会人になり何時しか嫌なオトナになってしまった頃には出掛ける時は銀座や西麻布、あるいは三宿や代官山なんかで知ったかぶり。
青春のキラキラした、でも時には残酷で無慈悲なあの階段を駆け上り切ってしまった時、渋谷はもう過去の街になってしまったのだろう。でも眩しく切ない思い出の風景の中には何時も渋谷があった。

夕暮れの渋谷を歩いてみる。
太陽にほえろ!や特捜最前線で、このガード下や傍らにある横丁が出て来た時には必ず事件が発生していました。




あぁ横丁の奥で山さんが張り込みしてたらな・・・


渋谷から消える闇と、僅かに残る思い出の風景。




我が家の娘たち、いずれ渋谷に行くようになるだろう。
長女はもう10歳、間もなくすれば友人達と渋谷あるいは先に原宿デビューか・・・

10代、当時はAMラジオを聴いたものです。
中学生の時、初めて深夜までテスト勉強をしていた際に流れて来たのがこの曲。遠い日の1ページ。
Posted at 2013/12/20 23:22:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 東京の風景 | 日記
2013年05月05日 イイね!

哀しい東京マンハッタン

夜明けの湾岸線、雲一つ無い快晴の空に心躍らせながら都心に向かう。



気だるさの残る早朝の銀座。



往時には憧れたMIZWAのショールーム。



学生時代にバイトで通った銀座日航ホテル。
バブル時代、銀座8丁目の夜の光景は目に焼きついたまま。


そしてまた思い出の風景が消えて行く。
松坂屋にホテル西洋、東京會舘に冨士ビルヂング・・・




これほど整然とした街並みが他にあっただろうか・・・
建て替えが進み、31Mの風景が消え行く哀しい丸の内マンハッタン。





一番好きな新有楽町ビルヂング。
シームレスのステンレスサッシと、蒼天のタイルが織り成す曲線と直線の見事なまでの調和。
この美しさ、一度失ってしまえばもう2度と見れないだろう・・・


今日は日曜日、そのまま楽園へと向かう。



マニーさん、本日は楽しい一時をありがとうございました。
Posted at 2013/05/05 23:01:41 | コメント(14) | トラックバック(0) | 東京の風景 | 日記
2012年12月29日 イイね!

深紅のタワー

首都高を走行中、山手線に乗っている時、旋回中の飛行機内で、そして横浜から都心が一望できた時・・・必ず捜してしまう深紅の美しいタワー。
2003年に完成した六本木ヒルズ展望台から東京タワーが見下ろせるようになってしまった時、それが随分と小さく可愛らしく見えた時のことを今でも忘れない。


名古屋のテレビ塔、霞ヶ関ビル、貿易センタービル、西新宿に建ち並び始めた高層ビル群と共に少年時代の憧れで、小学生2~3年の頃には親に頼んで順番に連れて行ってもらった。
これはその時のスタンプ。


来年は竣工から55年をむかえる。
今では愛おしい存在になったタワーが会社の会議室から見える。

会社の資料室で見つけた某情報誌の特集記事。

ちなみに会社の資料室、建築やデザイン関連の雑誌から専門書、写真集など約4000冊の蔵書があるので昼休みが直ぐに終わってしまう。

日建の設計図も見つけた。テレビ塔と同様に構造設計を担当した内藤多仲のサインもある。


コンピュター解析やコンピューターグラフィックの概念すら無い時代に、ひたすらに機能性と合理性を追求し、手計算で数字を積み上げて設計されたタワー。

松尾や宮地の文字も見えるが、もちろん今では高度な技術と度胸を兼ね備えた鉄塔鳶職人を揃えることは出来ない。すなわち一度失えば、二度とこの美しいタワーを造ることは出来ない。

この高さで無防備でリベット打ちを行う・・・


腰下のアーチの造形が特に美しい。

エッフェル塔も一番好きなのはこのアーチ。

若い頃にパリに一週間ほど滞在した時、エッフェル塔は4回上った。
パリは子ども達がもう少し大きくなったら連れて行ってやりたい。


子ども達、東京タワーと言えばこの窓が大好き。

そして何れは無くなってしまうであろう懐かしい雰囲気の遊園地も。


タワーにライトアップが始まったのはバブルの頃。街もタワーも輝いていた。
当時のMy Best5の中からPet Shop Boysのこの一曲。
Posted at 2012/12/29 06:51:18 | コメント(4) | トラックバック(0) | 東京の風景 | 日記

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