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Goodolddaysのブログ一覧

2012年09月21日 イイね!

埠頭にある忘れもの

既に本来の役目を終え、誰も気にすることなく消え行く横浜の埠頭の風景。
最初から人に見られることを意識しないで造られた僅かに残る人工構造物達、この先の運命も黙して甘受している姿が切ない。
しかしながら目を閉じれば、油の染み込んだ機械が回る音、男たちの荒い息遣い、そして貨車が昼夜引っ切り無しに行き交う賑やかな時代の風景が蘇る。


昨日撮影したものから懐かしい写真まで新旧ごちゃ混ぜですが、出田町埠頭から山下埠頭までの愛して止まない風景をここにも留めておきたい。












終わりが告げられたのはバブルの余韻が残る90年代の初頭、部分的だと思っていた再開発が本格化し瞬く間に想い出の風景は消えて行った。
それでも今尚残る埠頭の先に進むにつれて濃厚になるあの頃の空気感、そして微かなアメリカの匂い・・・




この橋を渡って、また埠頭に行ってみよう。
締め括るのにはまだ早い、今ならまだ間に合うから。

Posted at 2012/09/21 23:35:57 | コメント(6) | トラックバック(0) | 倉庫街 | 日記
2012年09月15日 イイね!

哀しい散歩道

今週仕事で訪れていたのは、東新宿駅前に9/3にOPENした新宿イーストサイドスクエア。
詳細は他の建築系ブログに譲りますが、一つ一つ形状の違うPCブロックの組み合わせと凹凸形状のカーテンウォールがかなり斬新ですね。




最終日には近くの散歩道へ。
今では多くの通行人が新宿駅東口から明治通り池袋方面への抜け道として何気なく使っているが、40年以上前は都電の専用軌道だった。

樹木が生い茂った現在の散歩道の風景からは考えられないことだが。

ちなみに靖国通り新宿区役所前交差点にある散歩道の入り口はこんな感じ。
ここから都電は専用軌道へ入っていったのですね。


そして散歩道を明治通り方面に抜けた場所にあった停留所。

風景ってこんなにも変わってしまうものなのだろうか。


夕暮れになって来たので例の飲み屋街へ。

専用軌道は散歩道へと変わっても、ここは昭和30年代のまま。




終戦直後のバラック小屋に複雑にケーブルが絡み合う。
今では洒落たバーなども散見されるが、路地裏に入れば青線だった時代の臭気が漂っていた。
Posted at 2012/09/15 11:42:48 | コメント(7) | トラックバック(0) | 東京の風景 | 日記
2012年09月07日 イイね!

横浜新港埠頭

みなとみらい線の某駅に展示してある懐かしい一枚の写真。
1980年代初期の横浜~桜木町駅周辺を空撮したモノですが、見ているとあの頃の横浜の断片的な思い出の風景が次々に蘇ります。

左下が桜木町駅付近で左上が横浜駅。
上の方に高島埠頭、中央の三菱重工業造船工場の建屋が並んでいる所が現在のみなとみらい。
そして右に新港埠頭と続く。
まだ全国の大都市の直ぐ傍らに、ゆっくりと動く錆び付いた油まみれの機械が同居していた時代。
今や当時とは日本経済を支える産業構造も一変し、何よりも表面だけを綺麗に取り繕った新しい物のみ存在が許される時代になり、少しでも使い物にならなくなればどんな功績や素晴らしいストーリーがあっても簡単に一掃されてしまう世の中・・・

先日、ケーブルTVで「西部警察」を観ていると横浜が舞台でした。
新港埠頭から失われた風景の中でカーチェイス。倉庫街に引込み線、そして埠頭の中央にあった巨大な穀物サイロも登場して懐かしい。




そして先週発売になった週間「あぶない刑事」DVDマガジン。
タカとユウジが駆け抜けた新港埠頭や高島埠頭の失われた風景が泣かせます。




先日“まだ間に合う”気がして万国橋を渡り、夕暮れ前の新港埠頭に向かってみる。




橋を渡ると拡がる新港埠頭の風景。

ちなみに80年代はこんな感じ、とても同じ場所には見えないですね。


続いて横浜臨港線の廃線モニュメントから赤レンガ倉庫方面を見る。

80年代はこんな感じ。


新港埠頭の路線図を頭の中に、変わり果てた埠頭を歩き続ける。

そしてようやく見つけた僅かなレール。
アスファルトで埋められたのは90年代、経年で風化し錆び付いたレールが再び現れ出した。



観光客が散策を楽しむ夕暮れの赤レンガ倉庫。





今夜は「あぶない刑事」の続きを観て寝よう。
Posted at 2012/09/07 21:01:13 | コメント(8) | トラックバック(0) | テレビ・映画 | 日記
2012年08月31日 イイね!

過ぎ去った季節の記録

何歳になっても夏の終わりは寂しい。
今年こそ悔いなく夏を楽しもうと心に誓ったが、やはり物足りないうちに夏は過ぎ去って行く。
明日から9月、今日と見た目には変わらぬ海岸線を見つめても、そこに夏は無い。

史上最大級の台風から、週初に届いたスウェル。
オフショアに飛ばされる飛沫が霧の様に海岸線を包み込む。
晩夏のこの風物詩を楽しみにしているサーファーは多い。

酷暑が続くが、盛夏に富士は見えない。
出勤前の早朝の海岸線で迫る秋を感じる。


終わってしまった夏の記憶。








バブル華やかりし頃が「夏」だったのだろう。
まさか解体される赤坂プリンスホテル、思い出がある方々もいらっしゃるだろう。

これは会社の会議室から。中央が赤プリ。


今週、汐留シティセンター41Fの「Brava table」で開催された会社の飲み会での1枚。
夕暮れに浮かぶ富士、夏の終わりは何処から眺めても切ない・・・
Posted at 2012/08/31 23:08:17 | コメント(9) | トラックバック(0) | 季節の風物詩 | 日記
2012年08月25日 イイね!

切ない池袋雑司ヶ谷

ユニオン映画の70年代名作ドラマの一つ「水もれ甲介」。
石立鉄男や原田大二郎そして脂の乗った名古屋章らの名演技、毎回巻き起こるハプニングに人情劇、雑司ヶ谷界隈の昭和の原風景、そして時折姿を見せる都電荒川線の懐かしい車輌・・・



ケーブルTVで数年おきに放映される度にドラマのロケ地である雑司ヶ谷界隈に行きたいと思っていたが、現在の再放映もいよいよ残り2話。
そんな寂しさも手伝って、先日仕事で東新宿に行った際に少し足を伸ばして立ち寄ってみた。
まずは都電荒川線の雑司ヶ谷停留所、昼夜賑わう大都市池袋から徒歩10分程とは思えぬ風景に心を奪われる。

しかしながら雑司ヶ谷停留所裏から次の鬼子母神前停留所方面を見てみると、哀しすぎる風景が待ち受ける。
都電の線路両脇で行われている道路拡張工事、もうそこに昭和の原風景は無い。

少し鬼子母神側に歩き池袋方面を振り返って見てみると、東池袋の再開発で生まれた超高層マンションと時代に取り残されたかのような雑司が谷停留所との対比が虚しい。


雑司ヶ谷停留所~鬼子母神前停留所の沿線にあった東京の暮らし。これは昭和30年代らしい。

そして90年代、バブル景気が過ぎ去っても都電によく似合う風景が残っていた。

現在の風景。道路拡張工事で全てが失われていた。
蜃気楼のように、遠くに西新宿の高層ビル群が見える。


そのまま鬼子母神前方面に進み、ドラマの舞台「三ツ森工業所」に向かってみる。
これはドラマの中の「三ツ森工業所」、実際にあった水道工事店の看板だけ付け替えていたらしい。
都電荒川線唯一のガード下の雰囲気も昭和そのもの。



そして現在の「三ツ森工業所」。
ガード下も完全に塞がれて通行止め。約38年の歳月の流れは余りにも残酷。


ガード下から雑司ヶ谷駅停留所方面を見ると当時はこんな感じ。


名古屋章が自転車で駆け下りた風景はもう無い。


帰り際、雑司ヶ谷停留所~東池袋4丁目停留所で見かけた残された路地。
これらも道路拡張工事が進めばあっけなく消え去ってしまう。

Posted at 2012/08/25 16:36:26 | コメント(5) | トラックバック(0) | 東京の風景 | 日記

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