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sleepykoalaの愛車 [BMWアルピナ B10]

整備手帳

作業日:2024年9月29日

オートマティックミッションのオーバーホールなど(備忘録)

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 ショップ作業
難易度

上級

作業時間 12時間以上
1
青春などあっという間の出来事。この車に憧れて、気が付いたら車もボクも古くなっている。
2
これは911のだけど、思えばB10現役時代はこのデザインのミシュラン。あれから数世代、ミシュランのフラッグシップモデルも変わりました。
3
実際手に入れてみて、ああ、これはそろそろまずいよな、、、という部分を何となく受け流していたのは去年の夏頃までで、程なくしてガレージにはオイルの跡が。
なんだろう?それはパワポンオイルでした。これはもう見過ごせない。
4
ある日、知り合いと飯を食べながら「やるなら今だろう」となり、パワポン以外に気になる部分を全部やってもらう事に。
5
旅行なんかに行っていたので、そういやB10どうなったんだろう?と旅先から確認すると、、、
懸念のパワポンはポンプは状態が良く、漏れは圧力のかかる接続部分からだったようで、ここは丸ごと交換へ。
ヘッド及びチェーンカバーからのオイル滲みが散見されていたので、両バンク及びチェーンカバーはオーバーホール。
エンジンを多少触るのであれば、劣化しているであろうエンジンマウントは交換、連携しているミッションマウントも交換しよう。デフオイルとラジエターは納車時に交換されているし、それならATFもやっておこう。中規模のレストアにも通じる内容になる。
6
ボルボのショールームに用事があって、コーヒーをすすっていたら木場サービスセンターの電話番号がスマホに。
「すいません、オートマティックが滑りました。。。ATF交換が裏目に出ました」
思わず絶句。距離が4万キロ代だし、ここはATF交換でリフレッシュだろう、と思ったら、逆に飛んでしまった。。。
思えば、ここだけはZF製ATの専門ショップなどに突っ込むか何かした方が良かったかもしれないが、やはり20年分の劣化と汚れは距離とは関係ないダメージを生んでいたんだろう。
幸い、オーバーホールで行けるとのこと。工賃跳ね上がる。まぁでも、まるごとぶっ壊れたらアルピナ専用のECMとかもぶっ壊れて不動になったかもしれない(結構部品欠品がある)。不幸中の幸いか。
7
結果的に納車時の水回りと駆動系の油脂交換まで入れると、機関系はほぼオーバーホールが済んでしまった。
総費用は140万、正規ディーラーのきちんとした仕事というのを考えれば、結構な重整備なので正当だと思う。ただ、どこの正規ディーラーでも出来るわけではないので、要注意。

返ってくると、エンジンルームから独特の匂い、、、これはパッキンが新車時に焼ける匂いと同じ、、、そらそうだ、エンジンのカバー系は全部やり直しているし、ミッションもばらしているわけで、似たような匂い。

調子が良くなったか?と言われると、これが意外と変わってないというか、シンプルにケミカル系の劣化とかでしんどくなっていただけで、思ったほど加速感などは変わらない。
アルピナの精度はさすがに高いし、一個一個の部品の選別が非常にしっかりしているからか、むしろこの個体がそこまで悪化してなかった証拠なのか。。。
購入検討時、エンジンを掛けて後ろに回るとマフラーエンドから管の中はとてもきれいで、しばらくして水気がしっかり出てきて「これは絶対機関が調子いい」と確信したけど、そういう意味では確かに高額整備にはなったけど、総じて調子が良いんだろうと思う。むしろ、このタイミングでコストを掛ける事で、出来る限りこの車の本来の姿を維持できる気がする。
8
E39型はわりと未だに人気があるし、最近ではイギリスのオートカーが90年代の優れた車の一台として528iを紹介していた。
その別枠の頂点がB10V8だけど、今のところアルピナの一部モデル(主にV12モデルまたはE24)が高騰しているのをよそに、割と静かな状態。
そもそも、随分消費されてしまったのか、あまり個体を見なくなった気がするけど、、、アルピナの本来の趣意に沿って消耗されたのか。

年間たった2000kmしか乗らずに過ごしてきたうちの個体は本来の趣意からすると違う過ごし方かもしれないし、高額なコストを掛けてまで持たせるのは本当は違うかもしれない。

ただ、今となってはこの車さえ、という言い方があっているのか解らないけど、本来であれば時代の変化によって追い越されて消えていき、新しい官能が覆いつくすはずであろう車の世界が、途端に官能性に難が出始めて、中途半端に古いとも言えるモデルさえ光り始めてしまった。
その一台であろうB10を持たせることは果たしてどうなんだろう?持ち主なんだけど未だによく解らない。

そんな疑問を持ちつつ、バッジをBMWに戻し、出荷時の姿そのものに戻した。

最終的に残っている課題はショックアブソーバーの確保だけど、多分今残っているE39型B10V8はどれも同じ状況だろうから、うちの個体よりも純正のザックスが機能している可能性はあまりないだろうから、これでも今経験出来る個体の中ではベストの方だと思う。まして、ビル足にしているなんぞ、もってのほか。B10V8の圧倒的な直進性能は間違いなく純正アルピナチューンザックスダンパーのケース剛性とロッド剛性が非常に良い作用をしているはずなので、これ買えたら別のクルマになってしまうはず。

実はアルピナが4月24日にネットショップをオープンするのを見て、すわ!これはまさか!とアブソーバーの再販を少し期待してしまったけど、それは無かった。

それでもまぁ良しとします、なんせ完成して出来ががったそれを経験すると、満足して売ってしまう癖があるので、苦笑。

2026年のアルピナ社に期待しましょう。

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