前橋温泉 クア・イ・テルメ

群馬大学(荒牧キャンパス)のすぐ前の住宅地の中にあります。周囲は温泉があるような環境ではなく、建物もそんな雰囲気はありません。それもそのはず病院の建物の2階に温泉があるのです。
経営者はお医者さんなので当然なのでしょうが、とにかく清潔感があふれています。それはそれで素晴らしいことなのですが、ちょっと堅苦しい感じがしました。造りもしっかりしていて、余裕があります。主浴場、ジャグジー湯、打たせ湯、運動浴と浴槽も多彩です。サウナもありますが、露天風呂はありません。
この日は平日だったのでお客も少なく、全ての浴槽を時間をかけて一人で入ることが出来ました。この中の運動浴というものが珍しいものでした。深さが胸の下辺りまであり、そこを歩くものなのです。利用方法として「一列に並んで浴槽の壁に沿って一定方向にお歩きください。」私は一人でしたし、次に入ってきたおじさんも一人で歩いていたのですが、多くの人が歩く光景はどのようなものでしょう。注意事項には「慎重120cm未満の方のご利用はご遠慮ください。運動浴により下肢痛、腰痛が増す場合は整形外科医又は温泉療法医にご相談ください。」とありました。さすが、お医者さんですね。妻は「温泉に来てまで、どうして歩かされなければいけないの。」とぶつぶつ申しておりましたが、まあ、よろしいんじゃないでしょうか。
肝心のお湯ですが、黄色みがかった色でアブラ臭がします。味はわずかに塩味がします。「この大浴槽の温泉は太古の海水化石温泉です。水で薄めていません。」書かれた紙が貼ってありました。主浴槽の湯口のところには湯花を入れたビンが置いてありました。お湯は循環ですが、掲示には「浴槽沈殿物質を常時除去する為のろ過循環」と書かれていました。お医者さんなので清潔第一が信条なのでしょう。でも、湯口からは素晴らしいお湯がじゃばじゃば流れていました。
文句のつけようのないくらいの施設なのですが、病院嫌いの私にはなんとなく落ち着けないものでした。
温泉データ
源泉名・・・・・・医王薬師の湯
日帰り入浴時間・・10:00~23:00(12月~2月は20:00まで)
定休日・・・・・・無休
料金・・・・・・・650円(平日3時間、休日2時間)
泉質・・・・・・・ナトリウム-塩化物温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
泉温・・・・・・・58℃
pH値・・・・・・8.3
加水・・・・・・・なし(運動浴のみあり)
加温・・・・・・・温度が下がった時のみあり
循環・ろ過・・・・浴槽沈殿物質を常時除去する為のろ過循環
消毒・・・・・・・あり(高温消毒)
入浴施設・・・・・内風呂男女別 主浴槽、ジャグジー、運動浴、打たせ湯
調査日・・・・・・2008年5月26日
HP・・・・・・・http://www.maebashionsen.com/index.html
※関連リンクに画像があります。
住所: 群馬県前橋市関根町31-2街区
電話 : 027-233-0202
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