
旧普通免許をお持ちでしたら、総重量8tまでのトラックを運転することができます。教習所では乗用車しか運転しないし、機会が無ければ一生運転することもないでしょう。
そんな中、ここに未経験で4tワイド(白ナンバー)を乗る事になった人がいるので、乗用車との違いなど気づいたことを参考までに記したいと思います。
(私自身、緑ナンバーが付いているようなプロの運送屋ではないので、ご承知おき下さい)
4tならレンタカーとかでなんとか借りれるサイズだと思うので、経験が無い状態で運転する罰ゲームを受けることになった方は参考に(以下略
1.とにかくデカい
乗ってみて最初に思うのは、とりあえず見晴らしが良いことでしょう(笑
バンタイプの乗用車だとそこまで差異は感じられないかもしれませんが、目線が高いので基本的に見下ろす形になります。夏はハイアングルからの(中略)が見れるらしいですヽ(^o^)丿
また、助手席を見るとヤケに遠く感じると思います。4tワイド車だと、車幅は2.5m近くになり、ほぼ大型トラックと同じ幅になります。左の寄せすぎに注意しないとミラーが彼方へ吹っ飛ぶことでしょう(笑) ハイエースなどの大き目の乗用車で左のミラーを無くして運転する事を想像してみてください。人通りの多い都内で左折できますか?
万が一、左ミラーが吹っ飛んだ場合には、右のミラーを無理やり左に付けたほうがまだマシとのこと。右は窓から顔出せば見れるからね(経験者談)
いざ走り始めてトイレに行きたい!しかし、全長が長いので入れるコンビニも限られます。4t標準車で8.6m前後ありますので、駐車場の狭いコンビニに無理やり止めれたとしても、自分が出れなくなるか他車に迷惑が掛かることでしょう。緊急の場合には仕方ないと思いますが、事前に腹の調子を整えて、コンビニや道の駅などのトイレが使える施設を調べておくことをお勧めします。腹の痛いときの屁は自分との勝負ですからネ(ぉぃ
最後に箱車の場合には、高さに注意しなければなりません。高架やアンダーパスの入り口には高さ制限が記されています。事前に運転する車両の全高を確認しておきましょう。特に都内は注意しないと、箱を置いてくらしいです(´・ω・`)
2.交差点は危険がいっぱい
この交差点を右折します。交差する道路は片側一車線です。注意しなければならない点は何処でしょうか。
色々と意見があるでしょうか、トラック特有の大きな点として、
①「曲がる先の対向車の位置」
②「左前後の障害物の位置」
①に関しては、トラックは前後の車軸間の長さ(ホイルベース)が長いので、内輪差が多く生じます。曲がった先で後輪の位置に注意しないと、右折の場合は対向車、左折の場合は縁石などに引っかけてしまいます。その為、曲がる先の対向車の位置は非常に重要です。イケルかな?と少しでも不安に思ったら行かないほうが無難だと思います。
②に関しては、トラックは後軸から車体の後ろまでの距離が長いので、停止状態でハンドルを思いっきり切って進もうとすると、曲がろうとした方向と逆の方向に車体後方が振れます(オーバーハングがデカい)
右折しようとした場合には左に、左折しようとした場合には右が振れます。ですので、まず曲がる方向と逆の前後をよく確認しつつ寄せ過ぎないようにします。また、曲がるときはなるべく遅くハンドルを切り始めて、車体前方と後軸の位置に注意します。
ちなこれも旧普通免許で運転できるらしいで!お尻の振りがハンパないネ
3.ファッゥ!?ブレーキ踏んでも止まらねぇw
たぶん、初めて走り始めて空荷の状態だと、ブレーキが利きすぎると感じると思います。これはエア仕様のブレーキ特有なのかオルガン式のペダルが原因なのか分かりませんが、慣れないうちはスイフトスポーツみたいにカックンブレーキとなることでしょう。しかし、荷物を積載した状態でしばらく運転して慣れてくると、法定速度で走っていても、いざ赤信号で止まろうとした途端に「あれ…止まらないな」と感じ始めます。
これには恐らく二つ原因があると考えます。
①荷崩れに対する不安で踏めない
②実際にブレーキ性能の問題
レンタカーで例えば引っ越しの荷物を運ぼうとした際に、パレットに入れて運ぶ人はまず居ないでしょう。混載状態で家具とかを積んで、最低限の固定を行うだけだと思います。誰か経験者が居れば、急ブレーキ・急発進に耐えうる積み方をするのでしょうか、大抵の場合には荷崩れに対する漠然とした不安を抱えながら運転することになり、①の問題では精神的な問題で結果的に踏めない→止まらないに繋がると考えます。俺だけか!?(笑
②は実際に性能が関与しているかはわかりませんが、基本的にその辺で走ってる営業トラックの8割以上は車間を大きく開けて運転していると思います。
彼らはプロなので、事故を未然に防ぐ目的で車間を開けているのでしょうが、車間を開ける理由のひとつに最大積載近くまで積んでいると実際に止まりにくいのではないでしょうか?
基本的には止まれるように歩行者信号を先に見ます。歩行者信号が青点滅ならその時点で「もうすぐ黄色…」と認識するだけでも制動距離は大きく変わると考えます。
また、運転しててよく遭遇するのですが、トラックが車間を開けているからと言ってその間に入り込む事はかなりの危険行為です。特に減速中に前に入ると追突される危険性があります。
4.トラックは公道において立場が弱い乗り物
どう考えるかはそれぞれ異なるでしょうか、デカイし重いし人や車に衝突すればお亡くなりになるか後遺障害になる可能性が高いので、基本的に弱い立場と考えて運転するのが良いと思われます。
やたら長くなりましたが、安全運転が一番です。
「事故より延着」なる言葉があるらしいのですが、眠くなれば休憩し、レンタルの返却期限が迫ろうとも焦らずに諦めましょう。
まぁ、凄く偉そうに書いてるけど、
フロントを会社の駐車場でポールにフレンチキスさせた俺に言われても説得力ないね。そうだよね(´・ω・`)
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Posted at
2014/02/09 20:17:46