ESP解除スイッチ取り付け

来月のシェイクダウンへ向けての準備として、サーキット走行時にESP（トヨタで言うVSC）の解除ができるように解除スイッチを取り付けます。
DIYに自信の無い方は既製品を購入して取り付ければ簡単ですが、材料を買って自分でやればサーキット走行1回分のガソリン代くらいは浮きそうだったので、僕は自作して取り付ける事にしました。

取り付けにあたり先人の方々の情報を参考にして準備した物は、ピボットのブレーキハーネス「BR-2」、エーモンのプッシュスイッチ「3213」とコンパクトリレー「3234」。
もっと安く済ませるならブレーキハーネスとオンオフできるトグルスイッチだけあればできますが、僕はブレーキランプの点灯回路に信頼性のよく分からないスイッチを使いたくなかった（スイッチが壊れたらブレーキランプが点灯しなくなります）のと、スイッチの切り忘れを防止する為に押している間だけオンになるスイッチを使いたかったのでこの構成になっています。

という事で早速作業開始。
まずはハンドル右側のスイッチホールの目クラ蓋を一つ取り外して10φの穴を開け、スイッチを取り付けます。
目クラ蓋の裏側には補強？の為のフィンが付いていますので、邪魔になる部分は切り取ってしまいます。

次にブレーキハーネスとコンパクトリレーを組み合わせて割り込み配線を製作します。
詳しい加工方法等はネット上に情報が溢れていますのでここでは割愛します。
まぁ簡単に言うとスイッチをオンしている間だけリレーがオンになりブレーキスイッチの配線がカット状態になる訳ですね。

あとは全てを取り付けして動作テスト。
エンジンを掛けてから解除スイッチを押したままでブレーキペダルを踏み続けるとTRCオフとは違うこの警告灯が点灯します。
この状態でABSは生かしたままESPをカットできています。
なおジムカーナ等でサイドターンを使う場合はこの方法でもダメらしいので、その際はちゃんとした製品を買いましょう。

※サーキット走行後にESPを再機能させるには一度エンジンを切ってかけ直し、スイッチ等を操作しないままブレーキペダルを踏み続ければ警告灯が消灯して機能が復活します。

そして解除スイッチはこんな感じで取り付けました。
一応4点ハーネス装着状態でも操作できるように考慮したつもりです。