昨日のブログで映画「栄光のル・マン」の話が出たので、DVD引っ張り出して見てました♪
DVDのハコの絵がつまんないので、映画公開当時のポスター写真を引っ張ってきました。
ウィキペディアなどであらためて調べてみると、この映画、一言で言っちゃうと、
クルマ好き、レース好きのマックイーンが、本格的な自動車レース映画をとにかく作りたかったということらしいです。
はじめ監督の予定だったジョン・スタージェス(「荒野の七人」や、マックイーンと組んだ「大脱走」などの監督をした超メジャー監督)には、
「見るものをひきつけるストーリーなしの、レースだけの映画なんかヒットしない」、といわれて大ゲンカし、監督交代となったとか。
たしかに、実際のアメリカでの興行は失敗に終わりましたが、レースファンには支持され、また日本ではなぜか大ヒットでした。
今改めてみてみると、なるほど、二度とこんな映画は作れないでしょう。
マックイーンは、迫真のレース場面を撮るために、1970年に実際にルマンに参戦したポルシェ908にカメラを3台積み、ルマンレース中の撮影を敢行。
また、自身の運転するポルシェ917Kは、自分の所有するクルマをガルフカラーに塗った物、
ライバルのフェラーリ512Sも個人オーナーを口説き落として借りたとか。
どうもエンツォの協力は得られなかったようです。
バトルシーンのカメラワークもものすごく、いまならCGでカンタンでしょうが、フェラーリのテールにもぐってからリヤタイヤの脇をカメラがかすめていくなど、どうやってんだ、というシーン満載です。

カーチェイスもの、レースものの映画はたくさんありますが、これだけ本気で、とことんカーレースというものを映画にあらわしたのは他には自分は知りません。
マックイーン、バンザイ!
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Posted at
2010/12/29 11:17:18