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イイね!
2011年08月16日

モトGP500 世界チャンピオンマシンのピストン 2サイクル500cc4気筒



いつの、どこの、だれのマシンかはご想像にお任せしますが。

約20年前、自分が設計したピストンです。
実戦使用ではなく、テストデータを取ったピストンです。
3次元CADで設計し、そのまま有限要素解析にかけて修正してます。

一見なんの変哲もないピストンですが、当時の世界最先端技術のカタマリです。
ホント見ただけじゃわかんないね。
まー、1本リングってのがレーシングマシンっぽいけど、当時当たり前だったし。

今は2スト500ccの時代じゃないし、約20年前だし、でもまだ特許が有効なのがあるので、
差し支えない範囲で。


実は、このピストンは鋳造です。鍛造ではありません。
そこからして、「えっ」だと思いますが。

500ccで190馬力以上を出すエンジンのピストンが鋳造です。

技術というものは面白いですね。
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Posted at 2011/08/16 21:04:10

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この記事へのコメント

2011年8月16日 23:07
ピン穴から上が短いピストンですね。
見えるだけ?

ピン穴の上部の肉抜きのため、割と普通に鋳造じゃないですか?

コメントへの返答
2011年8月17日 2:19
確かに、一本リングのため、通常の2サイクルピストンよりピン穴から上が短いです。

この新製造法導入前は、「普通に鍛造」だったピストンです。鍛造のときは、ピン穴上肉抜きは、切削加工でやってました。量産ピストンじゃないので、それで良かったのです。

鋳造になって、抜けるものは抜いておくか、と設計上考慮したのですが、あとでこれが重大な意味を持ちました。
2011年8月17日 12:43
HとYのピストンはもう少し上が長い様な?
画像の見え方かもですが。

その昔、歴代のHのピストン見たんですが、内側の肉抜きが実にねちっこい。
熱マス稼ぐため排気側の肉厚は掃気側側よりかなり厚くできてる。
スカートの肉が下側が薄くテーパー付いていて終端部はリブ状にに盛って有るとか、どうやっても鍛造不能な形に感心の大笑いしましたよ。
コメントへの返答
2011年8月17日 22:13
Hのピストンは、当時自分も何かで見ましたが、熱流を重点に設計しているようでした。

このピストンより少し前、F1では1500ccターボ全盛で、Hのは1500馬力出してました。そのピストンは、これまでの常識である軽量化とは程遠い、頑丈な肉厚なものでした。熱の逃げを良く考慮していたと思います。

鍛造でも、分割金型を使えば、常識的には抜けない形状でも、抜くことができます。まるで箱根細工のような金型になりますが。

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