いつの、どこの、だれのマシンかはご想像にお任せしますが。
約20年前、自分が設計したピストンです。
実戦使用ではなく、テストデータを取ったピストンです。
3次元CADで設計し、そのまま有限要素解析にかけて修正してます。
一見なんの変哲もないピストンですが、当時の世界最先端技術のカタマリです。
ホント見ただけじゃわかんないね。
まー、1本リングってのがレーシングマシンっぽいけど、当時当たり前だったし。
今は2スト500ccの時代じゃないし、約20年前だし、でもまだ特許が有効なのがあるので、
差し支えない範囲で。
実は、このピストンは鋳造です。鍛造ではありません。
そこからして、「えっ」だと思いますが。
500ccで190馬力以上を出すエンジンのピストンが鋳造です。
技術というものは面白いですね。
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Posted at
2011/08/16 21:04:10