レッドブル・ストラトス 成層圏からのフリーフォール
録画しておいたのを見ました!
下の写真はダイブの瞬間です!これはCGでなく、実際の映像です。
目指していた4つの世界記録のうち、3つを達成!
下にまとめました。
1)最高高度の有人気球飛行 ─ 39,045メートル(128,100フィート)
2)最高高度からのフリーフォール(スカイダイビング) ─ 36,529メートル(119,846フィート)
3)音速を超える人類初のフリーフォール(暫定記録) ─ 時速1,342.8km(マッハ1.24)
※フリーフォール時間は4分20秒
残念ながら達成できなかったのはフリーフォール時間の世界記録。
コレは現在の世界記録4分36秒に16秒足りなかった。
落下が速すぎちゃったんですね。
どの前世界記録も、今回のミッションの顧問でもあるジョゼフ・キッティンジャーが1960年!に打ち立てたものです。これもすごいことですが。
空気が薄いとはいえ、宇宙服だけで音速突破というのはあまりにすごいです!
途中、スピンが始まり、立て直しに苦労している間に音速を超えたようで、「衝撃波には気づかなかった」とのコメントもすごい。
今後、極超音速旅客機が成層圏を飛ぶ可能性があります。
成層圏を人類が利用していくに当たって、このチャレンジは、単に記録狙いではなく、重要な実験としての意味も強く、おそらくNASAなどもしっかり協力しているあたり、さすがアメリカと思います。
ちなみに、国際宇宙ステーションは、今回の約10倍の高度を音速の25倍ほどで飛んでいます。さすがにここから生身で地上に降りるのは無理でしょうが、もっと省コスト、省エネの地上帰還の方法への取っ掛かりになるかもしれません。
このように、いろいろな意味において、今回のチャレンジはただ「面白い!、すごい!」だけでなく、宇宙における人類の可能性を示した偉大なチャレンジと思います!
最後に余談ですが、今回のチャレンジが達成された10月14日は、奇しくも65年前の1947年、アメリカのチャック・イエーガーにより、人類史上初めて(飛行機により)音速が突破された日です。
Posted at 2012/10/16 10:13:17 | |
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