行ってきました。松本市美術館で公開中。大人1100円、音声ガイドX800円→すいません、500円でした。
「アルプスの少女ハイジ」などの黎明期の作品から、最新作「コクリコ坂から」までの「レイアウト」を一堂に集めた展覧会です。
「レイアウト」というのは、アニメを作るときの製作工程のひとつで、「絵コンテ」の次の段階だそうです。
「絵コンテ」がシーンごとのおおまかな流れを決めるのに対し、「レイアウト」は、もっと細かい、1枚1枚のコマについて指示をするもので、これがあればいちいち製作スタッフが全員で集まって打ち合わせしなくても個別に製作を続けられるもの、いわば「アニメの設計図」、とのこと。
日本のアニメ映画制作の歴史の中で、「レイアウト」というものは自然にこの形になってきたようですが、やはりその中で、高畑勲さんや、宮崎駿さんの果たしてきた役割、功績は大きかったようです。
このお二人によって、日本のアニメが世界のアニメになっていった、という事が改めて良く分かる展示内容でした。
今回、小6の娘と、妻と3人で行きましたが、正直、何の予備知識も無い(アニメ製作現場を知らない)、ジブリアニメが好きなだけの人が見るとどうなんだろうかと心配でした。自分のような「アニヲタ」にはとても楽しく、興味深く見れましたが。
途中で二人に感想を聞いてみたら、二人とも「面白い!」とのこと、実際の映画のシーンと違い、手書きの緻密なレイアウトが、とても新鮮で、伝わってくるものがあったようです。(実際、レイアウト1枚1枚が、芸術作品と呼べるものと思います)
自分が二人に解説しながら回りましたが、有料の音声ガイドもあるので、じっくり楽しみたい方は、ぜひ音声ガイドを利用されると良いでしょう。実際、6割位の人が音声ガイドのヘッドホンつけてました。
通常の展覧会では考えられない使用率ですね。
上の写真は会場で売っている、展示全作品(レイアウト)を収録した冊子です。2900円!
高いと思いながら買ったけど、帰ってきてじっくり見ると、改めて「スゴイ!買って良かった!」
Posted at 2011/09/21 05:30:03 | |
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