
去る2018年2月3日土曜日。
友人と二人でスキーに行った帰り道、単独接触事故を起こしてしまいました。
恥ずかしさと情けなさでいっぱいですが、備忘録と自身への戒めのために残します。
朝5:30に友人宅を出発し、福井県はスキージャム勝山へ。
14:00一通り滑りを楽しんだ後、夕方から別の用事があったため帰路へ。
舞鶴若狭道を敦賀JCTから舞鶴方面へ走っていた時、急に眠気に襲われました。
隣に座っている友人も大きく船を漕いでいます。
少しウトウトっとしながらも誤魔化しながら走っていたのですが、いよいよ限界に。
チラッとナビを確認し約5キロ先にある次のPAに止まって休憩しようと思っていた次の瞬間…
『ガガガコンッ!!!』
という音と衝撃で我に返り衝撃を感じた方向に目をやると、その目に飛び込んできたのは粉々になったドアミラーでした…
※コレはとりあえずミラーが落ちないよう応急処置で仮固定した後の写真です。
衝撃直後はミラーはたたまれた状態になってしまっていました。
隣に乗って同じくウトウトしていた友人も飛び起き、一瞬の事で何が起こったのか理解できませんでしたが、中央分離帯にぶつかったのだと気付くのに時間はかかりませんでした。
しかしここは対面通行の高速道路上。路肩も除雪された雪で狭くなっており止まるわけにはいきません。幸いな事にタイヤがパンクしている感じは無く、更に奇跡的に後続車もいなかったかったため、スピードを落として5キロ先のPAまで走りました。
ミラーだけで済めばいいが…と思っていましたが、冷静になると周期的にかすかに聞こえてくる『ゴー、ゴー、』という音が不安を煽ります。
かすかに聞こえる異音以外にハンドルのブレ等はありませんでしたが、人生でここまで長く感じた5キロはありませんでした。
そしてやっとの思いで辿り着いたPA。
恐る恐るドアノブに手をかけ、ドアを開けます。
ガチャっといつも通りにドアは開きましたが、外に出て振り返って見た光景に膝から崩れ落ちました。
フロントバンパーの固定が外れグラグラ、フロントフェンダーが凹み、クラッティングも傷だらけ、マッドガードも大きな亀裂が入り、ドア横から引きずったような跡が後ろまで…
更にリアフェンダーのクラッティングも外れて凹み、リアバンパーまでもれなく傷と凹みがはしっていました。

フロントタイヤと

リアタイヤ
よくみると分かりますがリムが変形しています。よくパンクやバーストをしなかったなと思いました。
間もなく納車1ヶ月、来週は1ヶ月点検やな〜、でもその前に融雪剤は落としてキレイにしとかんとな!と思っていましたがまさかこんな痛々しい姿になってしまうとは…もう言葉が出てきませんでした。
こんな時どうすれば良いのか、これまで事故らしい事故の経験もなくこんなことになるなんて考えてもみなかったので全くわかりませんでした。
とりあえずディーラーに電話して事故の概要を説明。幸いガーさんに乗り換える時に任意保険をネット保険からSUBARUのものに切り替えておいたので、そこから関係各所に繋いでくれました。
レッカー移動も考えましたがとりあえずまだ神戸まで距離があることと、パンクしていないこと、タイヤとボディの干渉が見られないことから自走可能と判断し、法定速度ギリギリの速度でとりあえず走ることにしました。異音の原因は分からないままでしたが。。
しかし…走り始めるとやはりおかしい。まっすぐ走っているのにステアリングが右に傾いています。
足廻りにもダメージがあるみたいです。
更にそこからまた5キロほど走ったところでピピッと言う音とともにアイサイトにエラーが出てACCが強制解除に…
これ以上無理はさせられない…
高速道路上で止まったら他人にも迷惑かけるし更なる事故に繋がる可能性もある。。
なんとか騙し騙し次のPAまで移動し、レッカーしてもらうことにしました。
レッカー代やここからの帰り方、そもそもガーさんは直るのか?外装だけならまだしも足廻りまでとなるといくらになるんだ…?
考えるだけで気が遠くなりましたが、ここでもSUBARUの保険に切り替えていた事が功を奏し、
・レッカー移動距離無制限無料
・現場から自宅までの公共交通機関利用料金保証(1人2万円まで)
・レンタカー特約(1日7000円、最大1ヶ月)
が利用できる事が判明、とりあえず安心することができました。
手厚くしといてよかった…備えあればなんとやら。こんなに早く使うことになるとは思いませんでしたが…
そしてそのPAで待つこと40分。
積載車が到着。
ちなみにこの積載車を持ってきた会社、従兄弟の勤めてる会社でした(汗)
レッカーに載せてもらい、最寄りの駅までいき、そこでレンタカーを借りるか公共交通機関で帰るか決めることに。
ここでも奇跡がおきました。
ガーさんがボロボロの体でなんとか走ってくれたこのPAの最寄り駅がそれなりに大きな駅だったため、公共交通機関もしっかりしており、レンタカー会社も駅の目の前!
友人がいた事もあり前述の特約を利用しレンタカーを借りる事にしましたが、駅から歩いて2分のとこでした。
手配するのにあまりに時間を要するなら電車で帰ることも考えましたが、関係各所が連絡を回してくれていたおかげで駅での待ち時間も30分かからないくらいで済み、日産ノートを借りて帰路に。
友人を送り届け、おっかなびっくりようやく帰宅したのでした。
正直、帰宅途中もガーさんのことが頭から離れず…たった1ヶ月で見るも無残な姿に変えてしまった自分の未熟さに腹がたって目の前が霞むことも…
今回の反省点としては…
・無理なスケジュールで動いたこと。
(前日友人宅にお邪魔することにしていましたが、仕事が急に忙しくなり到着が遅れ、睡眠時間が不足した。更にスキーで体力を消耗したあともろくに休憩も取らずに走った。)
・車線逸脱警報をオフにしていたこと。
(これは普段からオフの状態で走っていた。もしオンにしていたら…たらればですがね。)
しかし、以下の点については本当に運が良かったとしか言いようがありません。。
・同乗者含めけが人がいなかったこと。
・周りに被害が及ばなかったこと。
・高速道路上で止まらずある程度自走できたこと。
・止まったところが田舎の方でも割と中心地に近い場所であったこと。
・保険内容を手厚いものに変更していたこと
・中央分離帯が、ぶつかった部分だけ頑丈な構造になっていたこと。
(他の部分はフニャフニャのポールだけでした。そのせいでこのダメージとも言えますが、そうでなければ反対車線に飛び出していたかもしれません。)
どれか1つでも悪い方向に転んでいたら今こんな精神状態ではいられなかったでしょう…
(それでもこの土日は相当凹みましたが)
ガーさんの方は昨日の夜連絡があり、昨夜ディーラーまで搬送され、これから状況確認、修理見積もりに入るとのこと。。
時間はかかってもいいのでしっかり直してやってください、と頼んでおきました。
今回の件は、ガーさんが守ってくれたようなものです。
軽自動車なら大破していたかもしれない。
スイスポだったら…自走不能だったかもわかりません。
持ち前のスタビリティの高さと頑丈さ、車高の高さで僕と友人を無傷で帰してくれました。
ガーさんはどんなに時間とお金がかかっても直す。
そして二度とこんなことは起こさない。
強く心に誓った出来事でした。