今は亡き古の国産スロットカー/プラモデルメーカーの所在地とその現在;その④
投稿日 : 2022年05月03日
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(前回の続き)なお三共ポリマーは、前回もリンクさせて頂きましたブログ記事:
http://plamottawinkwendy.livedoor.blog/archives/2201781.html
によれば千駄●に工場を構えていたとのこと。住所検索したところ、現在そこには1989年築のワンルームマンションが建っているようです。
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マイナーな会社が続きますが、冒頭に紹介した「スロットレーシングモデルバイブル記事」の掲載メーカー順に進めておりますのでご容赦を・・・
次は、近年まで存在していたミツワ。その住所は、
https://ameblo.jp/akasikogorou/entry-12698517691.html
の方の記事によれば、会社設立時は工場は栃木県に、事務所は江戸川区にあったそうです。ただし会社事務所については後述しますがのちに台東区に移動したようです。
まずは設立時の会社住所を調べると、現在では写真のように変更されているようです。当該地区の現在はこのような感じです。
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後に移転し、会社終焉まで使用された住所については現在このような状態(写真矢印)のようですが、驚いたのは所在地があのバ●ダイのま隣であったこと! 系列会社だったのでしょうか・・・
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栃木県の工場については、番地名は 747→ 22-23 と変わっても町名は同じですので、おそらくはずっと同一のものではなかったかと・・・
ストリートビューで見ると、2013年のものでは工場の撤去作業が行われていた模様です。現在は薬品関係の業者の所有地になっています。
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次は、カングーロのスロットレーシングカーで有名なタイメイ。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~sousei/taimei.htm
等にもありますように、同社は事務所が新宿・神楽坂、工場が静岡県K市にあったそうです。ネットで検索・把握できる会社住所情報が不鮮明のため、これで合っているかいまいち自信はありませんが・・・
前者については、東京では珍しく住所改変が行われていない地域なのだそうですが、もはやその痕跡をとどめるものもありませんので詳細は割愛させて頂きます。
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工場周辺についても、1966年当時の空中写真と現在のものを比較すると、道路や河川の流れを含め相当に変化していますが、こちらは一応検索可能でした。勿論こちらも当時を偲ばせる何物も残ってはいないようです。
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折角ですので、モデルの箱絵と当時の某CG誌(1965-1号)の写真(1964年トリノ・ショー)を比較掲載します。
箱絵にある「GTB」の「GT」とは、グラン・ツーリスモではなくジュリア・テュボラーレ(=TZと同じチューブラーフレーム構造ということ)、「B」はベルトーネ(=若き日のジウジアーロの大傑作)の意味。
タイメイ・・・確かに「クルマに詳しいというところをアピールして」おりました。
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カングーロ、本当に魅力的なクルマです(写真は上記雑誌 1967-2号より)。1台きりのショーカーにもかかわらず、当時日本だけでもタイメイ、ミドリ、ハセガワ、日東、クライマックスと、多くのメーカーによりモデライズされたのも当然でしょう。現車は草ヒロ同然のところを日本の高名なアバルト・コレクターのK氏により救出・レストアされたとの事で、誠に喜ばしいことです(続く)。
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