目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
うちのテリオスキッドは平成11年式の初期型で、10年選手になります。走行距離ももうすぐ10万キロなので、電気系統配線は劣化が進んでいます。バッテリーのマイナスへ配線されるボディアース線なんかは、茶色見を帯びて、電気抵抗が大きそうでしたので、いろいろ情報を収集しながらアーシング作業を行いました。
アーシング作業時は、必ずバッテリーのマイナス部分を外します。これをやっておかないと、万が一端子がプラス配線の露出部分と接触したときにショートしてしまいます。私はさらに端子部分に絶縁テープを巻いておき、つなぐ直前にテープを外すことでミスを避けています。これはロボット製作時に失敗した経験からのミス防止策です。ショートさせてしまうとウン万円の基盤が一瞬でパァに。自己責任なので泣くになけません。アーシングも自己責任で行うものですので、正しい知識を得た上で、ミスのないようにしたいものです。
まずはバッテリから近いヘッドランプ裏手の既存アースポイント。ボディアース配線の劣化を回復させるのが目的ですから、既存のアースポイントは抑えておきたいところです。
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エンジンルーム奥の既存アースポイント。ここからバッテリーマイナスへ配線しています。
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上のアースポイントとサージタンクが最初から配線されています。ですが、線も細く、劣化も進んでいたため、今回はバッテリーマイナスに配線しました。既存の配線も、回路的には、ボディアースへ接続し、車体を通ってバッテリーマイナスへ帰っていきますので同じ意味になります。
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エンジン部分・・・
正直ここのアーシングの効果は不明です。ですが何かしらの静電気が発生したときの逃げ道としてのアーシングは、僅かながらも効果はあると思います。
エンジンやトランスミッション、ドアなどの機構部分と車体との導通を保つことでの配線をアースボンディングというそうです。
バッテリーへ戻す配線と、ボディへ導通させるべき配線とを調べて施工するのが良いでしょう。アーシングは奥が深いです。
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ここにも既存の配線が見られ、そばにM6ボルト穴があいています。この場所にも配線を施すことで効果があるようですので、劣化した配線を補う意味でも、配線をしておくとよさそうです。
ただ、近くにベルトがありますので、ボルトはきっちりしめることと、万が一ボルトがはずれても配線がベルトに干渉しないようインシュロック等で他の部分にとめておく配慮も必要です。しかしその際にも、エンジンルームないのパイプは高温になる部分が多いため、とめても大丈夫な部分を見つけてとめます。
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エンジンの触媒部分とボディアースとをつなぐ配線です(シルバーの平たい線)。ここも既存の配線がなされていますが、発熱がひどいため、線は腐食していました。既存の配線を外してテスターで導通テストをしてみたところ、導通していませんでした。なので、もともと発熱する個所に使うためのマフラー用アース線を使用しました。これは完全に劣化していたのが明白であったため、施工に効果が出て機能が回復したことは確かでしょう。
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室内の電装機器は、そのマイナス線を近くのボディアースに落とすことでバッテリーに帰す回路になります。そのため、室内の既存ボディアース個所とバッテリーマイナスをつなぐのは確実に効果を得られる施工になります。
しかし・・・室内のアースポイントが見つからない・・・
仕方なく、金属でボディに接続していそうなボルトを室内アースポイントとして接続しました。助手席奥の床をめくった部分です。
この部分が電装機器のアースポイントと導通していることを信じます・・・。
また時間があるときに確実なアースポイントを探すことにします。
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