リアキャリパーオーバーホール

先週外したリアキャリパーのオーバーホールをやります。

調子が悪いわけではないのですが…ついでに赤に塗装しようという下心もあり、着手しました。

とりあえず分解し、自転車用の空気入れでエアブリーダーから空気を押し込んでピストンを抜きます。
片側が抜けてしまうと反対側にはもう内圧が掛からないので、抜けるギリギリのところでつっかえ棒か何かで押さえておきましょう

私はオヤジが５０年前に買ったと言ってるハタガネとかいう金具？？で押さえました。
これは本当は何に使う道具なんだろ？？

シリンダー内側にあるピストンシールも取り出します。
このときシリンダー内壁にキズをつけるとオイル漏れの原因になるので、注意が必要…って私は適当にやりました

各部をキレイに洗浄して、組み立てに備えます

もちろん忘れちゃいけないのが、コレ。
シールキット。

スカイライン・フェアレディ用と書いてあります。
部品番号は…Ａ－３０２Ｐとなっていますが、これの意味は良く分かりません。ＢＮＲ３２リア用シールキットということでオクで買っただけなんで。

２５００円かそこらでした。
説明書に「曙ブレーキ工業」と書いてあるし、モノはしっかりしてるんだと思います。たぶん。

ピストンシール、ダストブーツ、ブーツを留めるスプリング、クリーム色と不気味なオレンジ色のグリス。エアブリーダーキャップはショボイやつが入ってますが、どうせ使わないので関係ない。

ちゃんと取扱説明書が付属しているので、作業に迷うことはないでしょう。

ピストンシールにクリーム色のグリスをヌリヌリして、シリンダー内側の溝にきちんと嵌め込みます。

うーん
このヌルヌルが気持ちいいんだよね～
そして思いっきりハメる。

ピストンをまっすぐに押し込みます。
斜めになってると噛んでしまうので気をつけましょう。

途中まで押し込んだら、ダストブーツを嵌め込みます。
内側に赤いグリスを詰めておくのを忘れずに。

ピストンの溝と、キャリパー側の溝（というかフランジ状の部分）にキチンとはめ込みましょう。
そして外側にスプリング（針金のわっかとも言う）をはめる。

それからピストンを最後まで押し込むと、キチンとダストブーツが収まります。

こんな感じに。
ＯＨ！エレガント。

ゴムはキチンとつけないと、とっても後悔しますから慎重に。それで人生を誤った人だって居るんですから。（ここに。）

ピストンの内側が多少錆びてますが、気にしない。

そしてチョチョイとマスキングをして…
サフェーサーを吹きます

ちなみに面倒くさいので耐熱塗料など使わず、普通の漢スプレー（む、この変換だと「オトコスプレー」だな）で塗ってしまいます。

町乗りだったら別にはがれたりしないので問題ない。

むかし第一次世界大戦の頃に、ドイツ軍のエースでマンフレート・フォン・リヒトホーフェンという人がいて、空戦でも無敵の強さを誇った上、騎士道精神にあふれた振る舞いを貫いたんだそうです。
で、彼の乗機はいつも真紅に塗られていたことから、他国の人たちは「レッドバロン」と呼んだとか。もちろんバイク屋じゃありません。

言うまでも無くシャア少佐のキャラの元になったエピソードな訳ですが、私としても彼にあやかって（前説が長いな…）キャリパーを真っ赤に塗装しました。

ちかよってまじまじと見る部分ではないので、適当に塗ってしまいます。
よし完成。車に取り付けてエア抜きして作業終了…