■パワーステアリング オイルライン関連交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
※作業中は手が汚れているので画像少なめです
<交換経緯>
前回(2021年12月)のパワステフルード交換から2年以上経過しているので、フルード交換のついでにリザーブタンクを洗浄しようと思い立ちました。
どうせタンクを洗浄するなら、同時に劣化したゴムホースも交換したい。
いや、ゴムホースを交換するなら、飛び石で傷だらけのパワステクーラーも新品交換しよう。
TRUSTエンジンオイルクーラーの塗装剥げも気になるから、パワステクーラーを取り外すついでに、こっちも塗装しよう。
ついで作業の欲が重なり、気づいた頃には重整備となっていました。
作業に際して、出来る限りパワステフルードでクルマを汚したくありませんが無理な話でした。
作業中の油汚れは妥協して、後で念入りに清掃する方が効率は良さそうです。
■用意した部品関連
(44402)パワーステアリング オイルクーラSUB-ASSY NO.1
品番:44402-53010 10,648円(税込)
参考までに10年前の購入価格は6,000円前後でした。
(44348)オイルリザーバ トゥー ポンプ ホース NO.1
品番:44348-53010 2,189円(税込)
(44412)リターン ホース
品番:44412-53010 1,859円(税込)
(44305)レシーバー キャップ
品番:44305-22061 1,529円(税込)
REDLINEレッドラインPOWER STEERING FLUID 1qt (946ml) 2本
5,800円(税、送料込)
2
新品のパワーステアリング オイルクーラSUB-ASSY NO.1です。
ねずみ色のまま装着したくなかったので、取付前に塗装します。
3
耐水1000番で足付け&脱脂→ゴムパーツを適当に養生→艶消し黒で塗装しました。
4
タンクのフルードは事前にスポイトで吸引済みです。
今回ホースも同時交換するため、リザーブタンク摘出の際はどこのホースから外してもいいのですが、漏れたフルードの掃除がしやすそうな場所から外していきました。
作業中は「◯」の目印で分割しています。
流出する全てのフルードを容器で受けることは難しいので、大きめのタオルを添えて分割していきました。
作業スペース確保&普段は手の届かない場所の水垢汚れを磨きたかったので、ついでにエキマニの遮熱板も取り外しています。
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リザーブタンクを摘出したので洗浄します。
洗浄にはキャブクリーナーを使いました。
灯油につけ置きする事も考えましたが、後始末に苦労するので速乾性のケミカルを活用。
丸洗いするためホースを抜きたいのですが、ここのホースクリップが外れません。
(クリップが破損している事に気づかず、特殊な形状なのだろうと勘違いしながらクリップに悪戦苦闘している最中の画像です)
プライヤーで上手く挟むことが出来ず、ワッシャーを利用して挟む面積を稼いでいます。
この方法でなんとかクリップを外せましたが、最初からクリップの破損に気づいていれば潔く破壊した事でしょう。。
新品を買っていなかったので当時は再利用するのに必死でした。
6
タンク内部のスラッジ汚れは僅かでした。
ウエスに付着した汚れは外部洗浄中に出た汁です。
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破損して再利用不可となったクリップの代わりに適合範囲12㎜ー22㎜のホースバンドを使いました。
高圧側ではないので問題ないと思いますが少々心配です。
8
タンク洗浄後に普段磨けない裏側もカップワイヤーで研磨しています。
(荒研ぎだからすぐに錆びるかも)
その後、新品ホースを挿入。
生存しているホースクリップは再利用しました。
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もともと内部は綺麗な方でしたが、洗浄後はメッシュフィルターの目詰まりが完全に無くなりました。
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外した部品を元通りに組み付けながら各部清掃もしていきます。
全ての作業終了後にタンクを鏡面研磨するので、この時はまだ光っていません(笑)
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交換したタンク周辺のホースをベーンポンプに接続後、パワステクーラーの交換をします。
ジャッキアップ状態で画像のラインを分解し、ハンドルを右へ左へ回し続けます。
100〜150ml程度でしょうか。
ステアリングラック側に残ったフルードが排出されるので容器で受けます。
気が済むまでフルードを抜いたところで、パワステクーラーを取り外します。
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画像では既に塗装したパワーステアリング オイルクーラSUB-ASSY NO.1が装着されていますが、TRUSTのオイルクーラーも塗装済みです。
前回9年前にオリジナルカラーのブルーから耐熱シルバーに塗り替えましたが、飛石傷で元のブルーアルマイト塗装が露出していたので、塗り直しました。
潰れたコアのフィンはマイナスドライバーで修正。
今回塗料はDAISOのラッカー(シルバー)を使いましたが塗料にメタリックが多く含まれており、ギラギラのコアになってしまいました。。
全ての部品を組み直したら、フルードを充填してエア抜きをします。
エンジンは始動させず、ジャッキアップした状態でひたすらハンドルを切り続けます。
耳を澄ましていると『ポコポコ』とエアが抜ける音がすると思います。
同時に油面の気泡も確認しながら時間を掛けて作業します。
ロックトゥロック30回目くらいでステアリングが少しだけ重たくなりますが、まだエンジンは始動させません。
油量を見ながら更に15分くらいハンドルを切り続けます。
変化が無くなったので、リザーブキャップをそっと乗せた状態で一瞬だけエンジンを始動させます。(次回始動時、プラグのカブリに注意。始動前にアクセルをパカパカ踏んでいれば始動性が向上します)
エンジン停止後に油量と気泡の確認。
少しだけ油面が下がるので、フルードを補充してエア抜きを再開します。
5〜10分ほどで気が済んだのでエア抜きを完了しました。
本来はエンジン再始動後に暫くエア抜きを続けますが、深夜だったのでアイドリングせずにそのまま試運転に出ました。
ポンプから異音も無く、心配していたフルード漏れも走行中に発生しなかったため作業は完了です。
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今回使ったフルードの量は約800ml
アルテッツァのパワステフルードは規定量900mlですので、9割程度交換した事になっています。
6/8 AM9:00作業開始
6/9 AM3:00作業終了
ODO:285,566
パワステクーラーの塗装は前日夜に済ませましたが、塗料の乾燥時間を除いても18時間ぶっ通しで作業していました。
翌朝7:00に子供に叩き起こされましたが、布団から出れずにグータラしていると嫁さんが激オコプンプン丸になってしまい、ほとぼりが冷めるまではアルテッツァを触られてもらえそうにありません(反省)
追伸
今年もJACに参加できませんでしたが、細々とアルテッツァライフを続けています。
おわり
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