先日フォグ用LEDのマイナーチェンジについてご案内させていただきましたが、
実は見えないところで大きな変更点がありました。
こだわりの部分を
詳しく説明いたします。
さて、
一昔前の単色LEDは足2本のもあれば、4本のもありますが、+と- (アノード、カソード)のリード線だけでした。
電圧をかけて規定値内の電流を流せば光ってしまいます。
電流を多く流せば明るくなります。
しかしフォグで使用しているハイパワーLEDは+、-電源以外に放熱パッドという部分があります。
LEDがほとんど熱でないというイメージがありますが、それは白熱灯、HIDに比べての話です。
LEDは光っている時に熱が出ます。
このように温度が上がっていくと、同じ電流値での明るさが落ちますし、MAX CURRENT=流せる最大電流の限度も下がってきます。そのままいくと、暗くなるだけではなく、LED素子にダメージを与えてしまいます。
パワーLEDは昔のLEDに比べ、明るい分熱もたくさん出ますから、熱対策の放熱パッドが必要となります。一般的に放熱パッド部分をアルミ基板につけることで、LEDから出た熱を基板に逃がす回路ができます。もちろんこの熱回路に熱抵抗(熱が通りにくいもの)が少ないほうが望ましいのです。
従来のアルミ基板はアルミの板に絶縁層があり、絶縁層の上に電気が通るパターンが引かれています。この絶縁層がないと、当たり前ですが、電気がショートしてしまいます。
しかしこの絶縁層は、電気に対して大きな抵抗になる同時に、熱に対しても大きな抵抗になります。
ここで今回の重点
SMART LEDCONVERSIONLEDFOGBULB VER2の基板は
なんと!
贅沢にも 電気回路と熱回路を分けて作りました!
放熱パッドを直接ベース板につけることで。。。
スッキリしました!
さらに基板材質をアルミから熱伝導のいい銅に変更し、
それをSMART
LEDCONVERSIONFOGBULB
の銅ボディにつけることで、
長時間点灯時の熱による光量ダウンを
防げます。
こんなこだわりが詰まっている逸品なんです。
SMART(スマート) LEDフォグライト LED CONVERSION FOG BULB 2 H8/11/16 6500k LEDCB20
拘りぬいた部分を言いました、
こちらもすっきりしました!(笑)
読者の皆様には多少難しいことがあろうかと思いますが、
これが設計者のこだわりなんです!!
明るさの秘密でもあります。
理解できる方は理解いただいたうえでお使いいただければ我々も励みになります
Posted at 2015/07/29 19:43:55 | |
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