
今回の秋ツーリングは当初は9月の連休のに設定していましたが、天候悪化により、10月の3連休に延期して開催しましたが、今度は台風21号により関東・東北が甚大な被害を受けることになってしまいました。
被害に遭われている地域のことを考えると、遊びほうけるのもどうかとも思いましたが、何でも自粛ムードもよくないと考えて、ツーリングを敢行しました。
今回は広域農道や大規模林道といった無駄な高規格道路の聖地?である岡山県へと向かいました。
設定した主なルートは・・・
・吉備高原街道
・かぐら街道
・星の里街道
・ふるさと街道
など岡山の中西部の広域農道を設定しました。
山陽道のパーキングに7:30に集合のところ、中国道の西宮山口JCT付近で発生した多重事故の影響で1時間半以上の遅刻(汗)
パーキングには、今回のエントリー車両7台が集結。
大変お待たせしました(汗)
今回のエントリー車両は次のとおり。
■過給機クラス
○GDAインプ choopさん
長年の410円サーキットの走り込みにより、バンパー、ガラス等のフロント廻りには、跳ね石による無数の傷があり、歴戦の猛者であることが分かります。
○GDBインプ subakento
前置きインタークーラーでこの中では一番パワーが出ているかも。
ただし、ツーリングの度に部品が脱落するので、マシンの信頼性は微妙・・
今回もバンパーのカバーが飛んでいった模様。
○86(ZN6)badマックさん
HKSのスーパーチャージャーで武装。
ぎっくり腰により参加を危ぶまれるも、昭和男の気合で参加。
■NAクラス
○アコード shinさん
外観ノーマル風ながら、2.2L→2.3L化したV-TEC車両はトルクフルでなかなかの戦闘力。燃費も良いみたいです。
○NBロドスタ AMMYさん
ウ○コタイヤ使いとして、かなりの領域に達しておられるが、今回はダンロップZⅢでグリップ走行狙い!?
○BRZ やっちさん
NAでセントラルサーキットを1分27秒台を記録するマシンなので、そこらのショップより速い・・・・
バンパーの跳ね石による無数の傷が、その戦いぶりを物語っています。
○ZN6 2ドアハチロク号
消費増税前の駆け込みにより、新品のダンロップZⅢと、人生初!のカーナビ装着と、散財しての参戦。
以上7台の布陣により進撃します!
山陽道の山陽ICを下車してからSSへと移動していきます。
■SS1 県道386号線 津高法界院停車場線 15.9km
岡山空港の東側の名も無き峠道を南側から北上します。
金山の山頂にはかつて金山休暇村があったが、現在は閉鎖
前半は1.5車線の狭いつづら折りヘアピンが続きます。
自分も含め、OSのデフ装着車3台は、イン側後輪が浮くような場面で、デフがオープンデフのようになるトラクション抜けに悩まされました。
コース後半はレイアウトがよかったですが、台風21号の影響で木の枝や落ち葉が散乱していたり、倒木等で走りにくいコンディションでした。
■SS2 吉備高原街道 37km
吉備高原の南部を東西に走る、吉備高原広域農道。
国道53号線から西進していきます。
交通量は少なく、爽快なルートです。
しかし途中でミスコースして隊列が途切れて後半のグル-プがはぐれるなどしながら、なんとか合流。
国道429号線と交差したところで、空腹のあまり国道を南下。
そのまま昼食でうどん屋へと向かいましたが、実はこの先も吉備高原街道が続いていたのに、ナビのセットミスをしていました。
コースを半分近く見過ごしてしまいました・・・すみません!!
■SS3 かぐら街道
高梁市の高原を東西に走る、備中中部広域農道。
高梁市の国道180号線から西進してきます。
このルートも交通量は少なく、2車線でなかなかのコースレイアウトです。
画像のルートはかぐら街道を外れて羽山渓谷を通って、また戻るルートです。
いきなりループ橋からのスタートですが、踏みすぎ&長時間の横Gは、エンジンオイルが偏ってブローの元です。
2車線でアップダウンのある爽快な高原サーキットです!
途中で通行止めの予告看板が出現しましたが、この目で見るまで納得しない一軍は、進撃を続けます。
だが、しかし!無念の封鎖。
本当に通れいないのか、現場を目視しないと納得できません。
ギリギリまで近づいてよく見ると、道路が崩落して、ガードレールだけ、辛うじてぶら下がっているでは!
これでは如何ともし難いので、迂回ルートを進みます。
ここで観光モードに切り替えて、羽山渓谷を探検することに。
かぐら街道の途中で、県道300号線と交わっているので、この300号線を南下して少し進むと、
恐ろしい雰囲気の素掘りトンネルや・・
崖っぷちをくり抜いた箇所や・・
こちらが「羽山第二トンネル」といわれる名所。
岩にしか見えませんが、車両も通れるトンネルです。
この日はロッククライミングをしている人がいました。
反対側は意外と普通ですが、知らずに通る場合は躊躇しますね。
羽山渓谷の探検し、この台数でUターンできる箇所が無かったので、そのまま南下し、県道436号を北上して、かぐら街道に復帰しました。
ここからゴール地点である県道33号線(吹矢街道)との交差点までが中高速のダウンヒルが続く最高の道でした。
どうしても速度が乗ってしまうので、不測の事態に備えてトップスピードは自主規制が必要です。
■SS4 ふるさと農道 17.2km
吹屋ふるさと村の西側で県道33号から県道438号へ入り、そこから分岐していきます。
スーパーマップルを目を凝らして発見したコースですが、地図上に道路名は無く、道に色も塗られていないというマイナーなルート。
2車線の高速コースで、一般車はほとんど走っていません。
ここも速度が乗りすぎるコースです。
往路ではギャップでリアが跳ねてしまい、あやうく姿勢を乱して飛んでいくところでした。
元々、86/BRZリアサスペンションのストローク不足が課題であり、今回もショックがバンプラバーにタッチし、フルバンプしたうえでマシンのリアを突き上げてきました。
後続のAMMYさんによると
「タイヤの裏側が見えてた」
とのことで、ギャップには注意が必要です。
我々にとっては素晴らしい道路ですが、だれも通らないこんな素晴らしい道路を作った岡山県のホームページによると・・・
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「ふるさと農道緊急整備事業」
農業農村の振興と定住環境の改善、農業生産性の向上に資するため、国庫補助事業と組み合わせて農道の整備促進を図り、また、広域農道や県の実施する農村型リゾート事業等の効果を高めるよう早急に新設又は改良を行う必要のある農道を整備します。
負担区分 (県:75% 市町村等:25%)
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他府県民である我々のために、納税いただきありがとうございます。
事業効果はさておき、おかげ様ですばらしい道路を走らせていただきました。
ガソリン、昼食、お土産等、しっかりと地元にお金を落としていきます。
■SS5 星の里街道 24.2km
吉備高原から南へ下る、備中西部広域農道。
ここも素晴らしいルートとなるはずが、昨年の西日本豪雨による被害がいたるところに残っており、北側のスタート地点からいきなり通行止めを食らってしまいました(泣)
迂回ルートを進撃するも、落ち葉や落石で、舗装路面なのかダートなのか分からない道を進撃・・・
木の破片や岩を取り除きながら進みます。
車高の低いリードスターは葉っぱのラッセル車状態です!
葉っぱや枝を大量に巻き込みながら、なんとか地面の見えるところまで抜けることができました。
星の里街道はこんな感じで消化不良となってしまいました。
ちょうど日も暮れてきたので、市街地まで南下し、2号線バイパス、岡山ブルーラインを乗り継いで帰路につきました。
今回は酷道・林道は設定しないはずでしたが、自然災害にはかないませんでした。
今年も台風や大雨被害があるので、ツーリングルートは事前の情報収集が大切であると痛感しました。
朝の事故渋滞、災害通行止め等、予定ルートも消化不良気味でしたので、今年中に、もう1回はツーリングを開催したいところです。
今回の総走行距離は 628Kmでした。
おわり。