スタンドフック取付1
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
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実は2年程前にスタンドフックを購入していたのですが、長らく放置していました。
<ソケット干渉>
チェーンを張るため、久しぶりにアクスルシャフトを緩めようとしたところ、ソケットがリヤスタンドのL受けに当たり、緩めづらいことを思い出しました。
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長らく放置した理由は、以下の通りです。
<スタンドフックの台座>
スタンドフックを取り付けるためには、スイングアームの台座にドリルで穴を開け、ねじを加工する必要があります。
しかし、どうしても、台座の真ん中に穴を開ける自信がありません。
自作でブラケットを作る時、穴位置は1mm位、普通にずれてしまいます。
ボール盤のような設備もないし、狙った位置に穴を開けることは、私にとってハードルが高いのです。
さて、どうするか。
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こんなものを作ってみました。
<ガイドバー>
5mmの穴を開けたガイドバー。
ドリルの位置がずれないよう、ガイドをあてがうことにしました。
フラットバーを使ったのはシャコ万力で、スイングアームに挟めるようにするため。
これを使えば、穴のずれは最小限に抑えられるのではないかと…
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では、作業を始めます。
<リヤホイール外し>
ガイドバーをスイングアームに当て易くするため、リヤホイールを外します。
穴を開け、ねじを加工するだけであれば、外す必要はありませんが、万全を期します。
外し方は、そのうちまとめようと思います。
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<リヤホイールを外した状態>
スイングアームだけになったので、スッキリしています。
アームは左右で形が違うのですが、内側の肉抜きも全然違うんですね。
これで、左右の剛性バランスをとっているのでしょうか。
以下、写真は断りがなければ、左側のものとなります。
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ヤマハ用のスタンドフックはM6なので、下穴として、5mmの穴を開けることにします。
<穴位置の印付け1>
鉛筆で台座にφ4の円の印を付けます。
この時点で、芯がずれてしまったら意味がないので慎重に進めます。
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<マスキングテープ準備>
穴開けポンチで、マスキングテープにφ4の穴を開けます。
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<穴位置の印付け2>
鉛筆だと目立たないので、8項で準備したマスキングテープを貼り付けます。
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<ガイドバー養生>
ガイドバーをスイングアームにあてがった際、傷付けないようにするため、ガイドバーに養生テープを3回転程、巻き付けます。
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<ガイドバーセット1>
ガイドバーの穴を台座のマスキングテープの印に合わせ、シャコ万力でスイングアームにガイドバーを挟みます。
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<ガイドバーセット2>
内側は木の板を挟んでいます。
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ガイドバーの穴にドリルを逆さまに挿して、穴の向きを確かめました。
<ガイドバーの取付状態>
スイングアームの向きに対して、とんでもない方向を向いています。(笑)
このまま穴を開けたら、スタンドフックが傾いてしまいます。
仕方がないので、スイングアームの表面に2, 3mmだけ穴を開け、そのあとはガイドバーを外して開けることにします。
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<穴加開け1>
5mmの刃を付けた電動ドリルを、ガイドバーの穴に差し込み、少しだけ穴を開けます。
そして、ガイドバーを外します。
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<穴を開けた状態1>
大体狙い通りの位置に穴が開きました。
多少芯から外れていますが、ガイドバーなしでは、この位置に穴を開けることはできなかったでしょう。
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<穴加開け2>
ガイドバーなしで、ドリルで穴を開けます。
切削油を付けながら、台座に対して垂直になるように慎重に進めました。
また、スイングアームフックのねじの長さが13mmだったので、刃先から20mmの位置にマスキングテープを貼り付け、その位置まで穴を開けました。
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<穴を開けた状態2>
こんな感じで穴が開きました。
自分としては大成功。
ガイドバーがなくても、そんなに芯はずれませんでした。
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<切削片>
深さ20mm弱の穴を開けましたが、中はアルミの塊でした。
なので、結構の切削片が出ました。
リヤスタンドやチェーン周りに切削片が付いて、大変なことに。
この後、掃除しながら進めました。
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<穴の面取り>
13mmの刃で、穴の面取りをします。
ドリルは使わず、手で軽く削りました。
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<ねじ加工1>
タップ(M6×1.0)で、穴にねじを切っていきます。
切削油をつけながら、ゆっくり加工していきました。
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<ねじ穴清掃>
あとは、パーツクリーナーとエアブローで、ねじ穴を清掃しました。
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<ねじを加工した状態>
なんとか無事に加工することができました。
ここまでが長かった…
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一方、右側も同じように進めましたが、マフラーがある分、作業性が悪く…
<マフラーの傷>
穴については、開けることはできましたが、加工時に電動ドリルがマフラーに当たって多少傷を付けてしまいました。
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<ねじ加工2>
ねじ加工については、タップハンドルがマフラーに当たってしまうため、代わりにソケット(5.5mm)を付けたTバーハンドルで回しました。
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スタンドフック取付2へ続く。
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