水温センサー他点検
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
整備手帳「バッテリー充電」でも書きましたが、不安定なアイドリングが再発しました。
安心して乗れたのは1年と1ヶ月程。
また、不安を抱えることに…
<不安定なアイドリング>
2017年11月のある日、高速道路を1時間程3,000回転で走行後、サービスエリアに入りました。
20分後にエンジンを再始動すると…
3,000回転まで一気に上がり、10秒もしないうちにハンチングを開始。
混み合ったサービスエリアで、いきなりのハンチング。
周りの人に「この人、何いきがっているんだろ」と思われる前に、足早にその場を立ち去りました。
2
症状は2013年6月の時と全く同じ。
ただし、2つの状態になることに気が付きました。
(故障の状態)
エンジンをかけると直後に3000回転まで上がり、数十秒後に回転が上がったり、下がったりし始める(ハンチング)
しばらくすると、1,200回転くらいでアイドリングが安定する(普通は850回転)
ここで、
(状態1) 水温計の針が動いた後(70℃位)にエンジンを停止すると
…エンジン始動は正常で、何もなかったかのように復帰する
(状態2) 水温計の針が動く前にエンジンを停止すると
…エンジン始動直後に回転が上がらず、アクセルを開けていないとエンジンが止まる
直前の状態を覚えていたコンピューターが、補正を掛けている気がする
状態2は厄介で、車を停止する時もアクセルを開けていなければならないので、運転がとても難しい。
なので、走り出したら水温が70℃を越えるまで、なるべくエンジンを止めないようにしています。
さらに、エンジンが止まった後に、水温が上がっていないにもかかわらずファンが回ることが1度だけありました。
これ、以前と全く同じ現象。
部品を色々と交換したけれど、実は直っていなかった?
3
はい、一からやり直し!
もう一度、点検しましょう。
まずは、以前交換して効果があったと思った部分が、また故障していないか確かめます。
<O2センサーのヒューズ>
10Aヒューズを見てみましたが、断線なし。
<バッテリーの電圧>
テスターでバッテリーの電圧を確かめましたが、12.86Vでバッチリ。
変えてから1年ちょっとなので、問題はないと思います。
なお、整備手帳「バッテリー充電(4回目)」にて、念のため充電しましたが、状況は変わりませんでした。
4
さて、あと怪しいながらも部品を交換していない水温センサーを確かめます。
故障が出るのは冷間時なのでエンジンをかける前の状態を確かめます。
<外気温の測定>
市販の温度計をボンネットにつるしてみました。
温度は15.5℃。
水温センサーの場所の水温は計れないので、ラジエターの中の水温を測ります。
場所は離れていますが一晩置いておいたので、ほぼ同じ温度だろうと思います。
なお、エンジン始動後は異なる温度になります。
<ラジエターキャップ外し>
ラジエターキャップを左に捻って外します。
5
<温度計の投入>
温度計が取れなくなると困るので、釣り糸を結びます。
そして、水温計をラジエタータンクの中に入れます。
<水温の測定>
しばらくして、水温を読み取ると、10℃でした。
6
次に、水温センサーに手が入るようにするため、エアークリーナーボックスを外します。
(詳しくは整備手帳「エアークリーナーフィルター交換」をご覧ください。)
<水温センサー>
水温センサーは3個付いていますが、エンジンの制御に係わるのは一番下の緑のセンサーになります。
<コネクター外し>
ボールレンチを使って、水温センサーのコネクターを外します。
ボールレンチのくびれた部分でスプリングを押し下げながら、コネクターを外します。
7
<水温センサーの抵抗値測定>
水温センサーの端子にテスターをつなげて、抵抗値を測定します。
結果: 4.08kΩ
整備手帳「水温センサーの点検」のグラフを見ると、水温に対して抵抗値は合っていますね。
問題ないみたいです。
今回の費用:
温度計 シンワ測定 棒状温度計H / 72508 348円
(他の材料・工具は持っているものを使用)
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