ドライブシャフトブーツ(右)グリス漏れ(4回目)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
2019年1月に左側のドライブシャフトブーツを交換した時、右側も確認しました。
わずかにグリスが漏れていましたが、時間の都合もあり、交換しませんでした。
しかし、漏れが酷くなってきたので、交換することにしました。
<漏れたグリスの状態>
上: 左側…かしめタイプのバンド
下: 右側…巻き上げタイプのパンド
左側は完治です。
全く漏れていません。
かしめタイプのバンドは締め付け具合が強いだけあって、隙間がありません。
右側は結構多く漏れてしまいました。
もう、純正相当のグリスが無いので、補充できず。
早く作業すれば、良かった…
!警告!
私は整備士ではありませんので以下の作業に不適切な部分があるかと思います。
ご自身で作業される場合は十分にご注意下さい。
(ドライブシャフトの外し方は、整備手帳「ドライブシャフト取り外し1・2」他をご覧ください。)
2
右側のドライブシャフトには、ベアリングを固定するベアリングナット(2ヶ所)があります。
車の下に潜って緩める・締めますが、緩み止め付きでとても固いのに加え、20mm以上回す必要が有ります。
非力な私は正直、毎回それだけで腕が上がってしまいます。
<インパクトドライバー>
今回、物置の奥に眠っていた電動のインパクトドライバーを引っ張り出し、楽をしようと思ったのですが…
半分も緩められない内に、バッテリー切れ(笑)。
バッテリーを充電した時、直ぐに充電完了の表示が出ました。
駄目なのは分かっていたのですが、少し期待してしまった…
と、言うことで、いつもの手作業。
この方が、性に合っている?
その後、ドライブシャフトを引っ張り出します。
<プラグをさした状態>
今回も前回同様、トラッスミッションオイルを抜かずに、トランスミッションオイルプラグを付けました。
ドライブシャフトを抜いた直後に、オイルが漏れるので、いちごパックで受けました。
透明ないちごパックは、下から見上げながら作業できるので、作業性抜群でした。
と、言いながら、滴ったオイルが髪の毛について、焦ったのですが…
3
<飛び散ったグリス>
結構な量が漏れていました。
気温が上がると、グリスが軟らかくなり、漏れ易くなるのかな。
飛び散ったグリスを拭き取るため、ウエスを2枚程使いました。
手がグリスまみれ。
ビニール手袋を使えば良いのに、いつも忘れて素手で作業してしまう…
4
それでは、ドライブシャフトのブーツバンドの交換に取り掛かります。
<ブーツバンド外し>
いつもはブーツバンドカッターで切っていましたが、今回は折り返した部分を開放し、外しました。
この方がブーツを傷めることもないし、楽でした。
<インボードジョイント>
グリスはまだ内部に残っていますが、大分漏れてしまった気がします。
でも、グリスの入れ替えが面倒くさかったので、そのままバンドを締めることにします(大丈夫かな?)。
5
<バンド新旧比較>
左: 外した巻き上げタイプのバンド
右: 新しいかしめタイプのバンド
かしめタイプのバンドは厚みもさることながら、重なる部分の段差も少ないんですよね。
でも、バンドの段差よりも締め付けが重要であることは、経験から明らかです。
<ブーツバンドの整形>
フリーサイズのブーツバンドなので、使う大きさに合わせて形を整えます。
しっかりと形を作らないと、かしめる時に外れたり、バンドの浮いたところからグリスが漏れるかもしれません。
ポイントは爪の部分を曲線状に曲げること。
爪の引っ掛かりが良いと、外れにくいので、かしめに集中できます。
6
<ブーツのかしめ>
ブーツバンドかしめツールのラチェットを回して、バンドをかしめていきます。
やはり、浮き気味になります。何でだろ。
しかも、左右不均等だ…
<かしめ部整形>
整形なんてかっこ良い言葉を使いましたが、プラスチックハンマーで叩くだけです。
7
<かしめたブーツバンド(かしめ部)>
相変わらず、かしめ部は左右不均等で、美しくないです。
でも、緩まない・グリスは漏れてこないことは確認済みなので、これで良しとします。
<失敗したブーツバンド>
実は、3回失敗しています。
左側のブーツバンドの時は、1回で割と上手く(?)形が整ったのですが、今回は上手くいきませんでした。
「一生分のバンドを買ってしまった」なんて、始めは思ったのですが、スペアーは残り5個。
次回、使い切る?
本当にかしめは難しい。
最後までコツがつかめませんでした。
もし、次回があるのならば、バンドの浮き上がりを押さえるストッパー付きの良いかしめ工具が欲しいな…
8
<右側ドライブシャフト>
無事、ドライブシャフトのブーツバンドを交換できました。
あとは、各種部品を組み付けて、トランスミッションオイルを補充して終了です。
(詳しくは整備手帳「ドライブシャフト取り付け1,2」をご覧ください。)
これで、ようやくグリス漏れから開放されそうです。
ずいぶん時間もお金も掛かりましたが、良い勉強になりました。(ほとんど負け惜しみ。)
いつかブーツバンドの種類と締め付け方法について、結果をまとめてみようと思います。
今回の費用: 0円
(材料・工具は持っているものを使用)
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