エアコンのコンプレッサーのプーリーASSY交換4
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
エアコンのコンプレッサーのプーリーASSY交換4の続きです。
何とか、フィールドコイルを取り付けることができました。
残りの部品を取り付けていきます。
<プーリー取付1>
プーリーをコンプレッサー本体に取り付けます。
手でスッと入りました。
念のため、フィールドコイルと接触しないことも確かめました。
2
<プーリー取付2>
プーリーを固定するスナップリングを、スナップリングプライヤーで取り付けます。
<シム取付>
元々ついていたシム(0.5mm)をそのまま取り付けました。
3
<アーマチャープレート取付1>
キー溝の位置を合わせ、ソケットをあてがい、プラスチックハンマーで叩き入れました。
<アーマチャープレート取付2>
アーマチャープレートを固定するナットを、ソケット(14mm)を付けたトルクレンチを使って、18N・mで締め付けました。
4
<すき間確認1>
アーマチャープレートとプーリーの隙間をシックネスゲージで確かめましたが…
「すき間がない!」
新品に交換し厚みが増したので、当然の結果かもしれませんが、シムまで考えていませんでした。
泣く泣く、再度、アーマチャープレートを外しました。
このままではエアコンがOFFの状態でもコンプレッサーが回ってしまうので、シムを増やす必要があります。
<シムの厚さ検討>
シムの厚さを考えるには、以下の差を新旧で比較すればよいのですが、①については正確に測る自信がありません。
①プレート接触部までの長さ
②シャフト接触部までの長さ
なので、現物合わせで、進めることにしました。
なお、すき間の規格は0.4~0.8mmなので、これを満たすように調整します。
5
<シム>
左: 外したもの…鉄製(厚さ:0.5mm)
右: 準備したもの…ポリスライダー製(厚さ:0.5mm)
翌日朝一で、シムを探しにホームセンターへ行きました。
ポリスライダー製のシムがシンデレラフィット。
<シム取付>
こんな感じで、早速3枚(1.5mm)を挟んで、アーマチャープレートを締め付けると…
6
<はみ出したシム>
「シムがすき間からはみ出している!」
<外したシム>
アーマチャープレートを外してみると、見るも無残なシム達。
もったいないことをしちゃいました。
挟むだけなら何とかなるかと思ったのですが、そんなに甘くはありませんでした。
7
<金属製のシム>
仕方がありません。
一緒に買ってきたM5用のワッシャーを加工します。
左: 加工前
右: 加工後
(厚さ:0.8mm)
穴を開けたフラットバーを2本用意し、その穴の開いた部分にワッシャーを挟んで穴を広げました。
小さなものに追加工するには手間が掛かり、これを作るだけで、軽く1時間位掛かっています。
安易な方法に逃げずに、最初から、こうすべきだったのです。(泣)
<ギャップ確認2>
結局、シムを2枚(1.6mm)挟んだら、0.15mmのすき間ができました。
規格に対してすき間が少ないですが、なじんですき間が広がるだろうと考え、これでOKとしました。
8
<交換したプーリーASSY>
プーリーのところだけ、妙に新しいです。
コンプレッサー本体の上側を、もう少し丁寧に掃除すればよかった…
<ドライブベルトを掛けた状態>
ドライブベルトを掛けて、プーリーが問題なく回ることを確かめました。
エアコンも問題なく掛けることができました。
あとは、ウィンドウォッシャー液のタンク、エンジンシールド、マッドフラップを付けて完了です。
これで、アーマチャープレートの摩耗の不安から解放されました。
肝心のシャフトシールからの漏れは相変わらずですが。(笑)
今回の費用:
アーマチャープレート BOHAN / BH-CH-015 2,060円
ワッシャー M5×12×0.5 / 4枚 32円
ポリスライダーM8×12×0.5 八幡ネジ / 963 140円(変形し使用できず)
スクリュープライヤー ストレート / 12-578 1,300円
(他の材料・工具は持っているものを使用)
合計: 3,532円
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