リヤブレーキキャリパー取付2
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
リヤブレーキキャリパー取付1の続きです。
それでは、ブレーキキャリパー本体をハブベアリングのハウジングへ取り付けます。
<ブレーキキャリパー本体取付1>
プレートを通したボルト(2ヶ所)をリヤブレーキキャリパー本体に差し込みます。
2
<ブレーキキャリパー本体取付2>
そのまま、ハブベアリングのハウジングへ取り付け、ボルトを締め込んでいきます。
ねじを2、 3山締め付けてから、ソケット(19mm)を付けたラチェットレンチでボルトを締め付けます。
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<ブレーキキャリパー本体取付3>
ソケット(19mm)を付けたトルクレンチで、ブレーキキャリパー本体を固定するボルト(2ヶ所)を100N・mで締め付けます。
4
次に、上方につるしておいたブレーキ配管を、リヤブレーキキャリパー本体につなぎます。
<フレアナット締付>
クロウフットレンチ(11mm)を付けたスピンナーハンドルで、フレアナットをブレーキキャリパー本体に締め付けます。
ブレーキフルードがこぼれても大丈夫なように、ウエスで養生しています。
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<パーキングブレーキのケーブル取付1>
パーキングブレーキのケーブルをブレーキキャリパー本体の穴に通します。
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<パーキングブレーキのケーブル取付2>
金属部分にピンポンチを当て、ハンマーで叩きます。
外す時のような、おっかなびっくりな作業ではなく、しっかりと圧入できました。
これならば、簡単に抜けることはありません。
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<パーキングブレーキのワイヤー取付>
パーキングブレーキのワイヤーをブレーキキャリパー本体の下側にあるレバーの溝へ通します。
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それでは、ブレーキキャリパーをブレーキキャリパー本体へ取り付ける準備をします。
<ねじロック剤塗布>
ブレーキキャリパーを固定するボルト(4本)について、ねじロック剤を塗ります。
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<ブレーキキャリパー取付1>
ブレーキキャリパーをブレーキキャリパー本体に取り付け、ボルト(2ヶ所)を締め付けます。
ねじを2、 3山締め付けてから、ソケット(17mm)を付けたラチェットレンチでボルトを締め付けます。
ブレーキキャリパーのボルト穴とボルトの間にすき間があります。
なので、ブレーキキャリパーとディスクローターが平行になるようにボルトを締め付けました。
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<ブレーキキャリパー取付2>
ソケット(17mm)を付けたトルクレンチで、ブレーキキャリパー本体を固定するボルト(2ヶ所)を締め付けます。
実はEマニュアルでは、3、10項とも、締め付けトルクは120N・mとなっています。
しかし、非力な私は腕がプルプルしてしまうので、ねじロック剤が付いていることを理由に、100N・mで締め付けました。
そして、右側も同じように取り付けます。
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あとは、ブレーキパッドを取り付けて、組み付け完了です。
(詳細は次回の整備手帳「リヤブレーキパッド点検」をご覧ください。)
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それでは、恒例の作業前後比較です。
<リヤブレーキキャリパー整備前1>
外側から
年季が入っています。
これはこれで、使い込まれた味がありますよね。
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<リヤブレーキキャリパー整備後1>
外側から
うん、新品に交換したみたい。
ブリードプラグのキャップが付いていないのは愛嬌。
ブレーキパッドとディスクローターが残念ですね。(笑)
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<リヤブレーキキャリパー整備前2>
内側から
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<リヤブレーキキャリパー整備後2>
内側から
今回改めて気が付いたのですが、12角のソケットはボルトの角を痛めますね。
作業性を優先したのか、好みでそうなったのか覚えていないのですが、手持ちの工具は12角が多いんです。
使用頻度の高いものから6角ソケットに替えたいな…
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2022年8月21日現在、幸いなことに、リヤブレーキキャリパーの破損やブレーキフルードの明らかな漏れは起こっていません。
○左側のプッシュロッドの表面の荒れによるブレーキフルードの漏れ
○ガイドブッシュとレバーの接着剤溶解による外れ
が、気になるところなので、車検(2022年11月)前に確かめてみます。
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今回の費用:
ねじロック剤 ロックタイト243 10mℓ 783円…手持ちのものを使い切ったので10年ぶりに購入
(他の材料・工具は持っているものを使用)
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