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しばらくエンジン調整に出しておりました、９９９Rが戻ってまいりました。

なんか最近低速でギクシャクするなーと思っていたのと、
タイミングベルトが交換時期になった事も有り
以前から目を付けていた、巨匠の、お店に依頼してみました。

こちらのお店は、お一人でやられており、ディーラーなどでは、
お目に掛かれないドカティの純レーサーを取り扱っていて、
作業は９０パーセントがレース車両と、仰ってました。


そんな所に、町乗りしかしないバイクを依頼するのは、気が引けていたのですが
サイトには、一般整備も引き受けると有ったので、お伺いしたところ、快諾して頂き入庫に至りました。

御自宅横のガレージには、充分な整備スペースが有り、エンジンベンチ室まで完備！
OHの完了したエンジンは、基本的にベンチでテストしてから車両に載せるとか、
まさにレーサーのファクトリーです。

調整の済んだ９９９Rに乗ってビックリ。全くギクシャクしません、
さらに、ドカティの２気筒エンジンはエンブレが強いのが特徴で、時に扱いずらいのですが
非常にマイルドになっており、スムーズにシフトダウン出来ます。

アイドリングもドッドッドッ。という感じから、ルルルルルッ。
と滑らかになっており、加速も鋭くなってます。

素晴らしい仕上がり。いつかエンジンのフルOHを依頼したいと思いました。

テスタロッサではないんです。

テスタストレッタ。

DUCATI９９９シリーズに搭載されているヘッドの名称なんです。

画像は現在整備中の私の９９９Rです。

このヘッド、デスモドロミックという機構で、バルブスプリングが存在しないのです。

高回転になるとスプリングが追従しなくなるのと、ヘッドを小さく出来るメリットがあるようです。

この機構もDUCATIに興味を持ったきっかけでした。

油圧のアジャスターを持たないので、有る程度の走行距離でシムによる調整が必要です。

F355と同様にタイミングベルトが存在するので、早めの交換で、

トラブルを回避したく今回交換しました。

今まで、大きなトラブルは無かったのですが、

今回の入庫でオイル漏れやクーラント漏れが数箇所、発見され、

大事に至らずホッとしております。

バイクというのは、有ると滅多に乗らないのですが、居なくなると無性に乗りたくなるから不思議です。

作業は、DUCATI CORSEと関りの有る巨匠に、お願いしているので、仕上がりが非常に楽しみです。