
この記事は、
2013年までに車両販売価格を3割程度引き下げたい=トヨタについて書いています。
みなさん、このニュースをどう思いますか?
ロイターの取材からの記事なんで、話が実際と違って伝わってる可能性はありますが、もし本当に「韓国車と競争するために値段を3割下げる」といってるなら、それは相当やばいんじゃないかなと思います。
確かに最近サムスンは電器業界ではいい調子でやってると思いますし、すごい会社だと思います。でも、クルマの世界ではトヨタとヒュンダイのブランドイメージには圧倒的な差があります。その差にあぐらをかいてはいけませんが、かといって、明らかにブランドで下にある企業の商品の価格に合わせに行くのは、下手をすれば自殺行為になると思います。
欧州のブランド企業だったら間違ってもこんな発言しないと思うんだけどな~。
いったいトヨタの経営者たちはナニ考えてるんだろ?そもそも、これまでも下請けに強烈なコストダウン要請をしまくってきているのは有名な話。要請なんて穏やかなもんじゃなくて、強要だというハナシも。そこに持ってきて、今からさらに価格を3割下げるときたら、いったいどうするんでしょうか?
トヨタの原価構造を見てみると、製造原価が売上げの8割ぐらい。このうち下請けからの購買も含む材料費が66%程度らしいです。で、トヨタの売上げってのは、トヨタからディーラーに卸す価格ベースだろうから、きっと最終小売価格の8掛け?ぐらいがトヨタに支払われる価格なんでしょう。(あんまりよく分かってないですが)
だとすると、最終価格の5割前後がサプライヤーからの購買も含んだ材料費ってことで、どう考えてもそこからだけで3割も減らせないですね。だって、材料費+購買費を半分削ってもまだ足りないんだから。じゃ、そのほかの広告宣伝費や研究開発なんかを減らすんでしょうかね?でもそんなことしたら、ブランド価値が守れなくなりそう。
いったいぜんたい、どうやって3割も最終価格を下げるつもりなのか?無理を重ねて、(というかサプライヤーに無理を重ねさせて)結局トヨタブランドにとっての致命傷となるような失敗につながらないことを祈ってます。
韓国企業のクルマが3割安いんだったら、「なぜユーザーはトヨタのクルマが3割高くても買ってくれてるのか」、「どうすればその3割をきっちり守り続けられるのか」さらには、「3割を3割5分、4割のプレミアムにしていくにはどうすればいいのか」に必死に知恵を絞り続けトライし続けるという取り組みこそがこれからの日本企業としては絶対に要だと思うんだけどな~。
レクサスとは逆に、トヨタの下に格安ブランドでも作るのかな?ユニクロに対するg.uみたいな位置づけで??それならいっそのこと、経営が苦しくなってる韓国の自動車会社を買収してそこにある程度ノウハウを伝えながら廉価版ブランドを作らせちゃうとか??型落ちのクルマの金型とか生産設備を再利用しちゃったり、実はいろいろできそうな気もします。でも、そこまでトヨタが腹を括れるかな~~?
ある意味、これは見ものですね。
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Posted at
2010/06/20 17:38:50