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自然に天然のブログ一覧

2010年02月20日 イイね!

トヨタ、キケンだぞ~!!

トヨタ、キケンだぞ~!!トヨタへの米国議会による追及の手は、やはり厳しさを増しています。

昨年トヨタと米国トヨタの元顧問弁護士の間で訴訟合戦があり、この弁護士が公開しようとしていたトヨタの社内資料について、つい最近になって公開差し止めの判決がありました。

これに対して、米国議会がこの資料の提供を命ずる召喚令状を出したことで、章男社長が出席する公聴会前日までに議会に提出される見込みとなりました。


これは、現在主なモンダイとなっている急加速問題とは関係のない、4RUNNER(日本名ハイラックスサーフ)の転覆に関する社内資料で、この元顧問弁護士いわく「トヨタがモンダイを隠蔽していたことの証拠」だとのことです。


いやいや、やはり予想通りの展開です。アメリカでの裁判やこの手の公聴会は、かなりショーの要素が大きいです。相手が予期していないようなネガティブな(そしてもっともらしい)証拠を持ち出して追求することで相手を狼狽えさせ、たとえ後になってその証拠が間違っていたことが分かろうとも、メディアの報道を通じて相手に大きなダメージを与え、自分がヒーローになれる、という形が良くあります。裁判であれば、陪審員の感情に強く訴えかけることが勝負を分けることがかなりあります。

アメリカの法廷物の小説で良くあるシーンですが、あながち誇張とは言えません。映画で言えば、オリジナルの「十二人の怒れる男」が、感情的に進みがちな陪審員の議論の様子を上手く描いて秀逸ですね。(余談ですが、この映画のヘンリー・フォンダの演技は本当に素晴らしい)


既に向こうのメディアでは”スロットル・ゲート”という呼び名をつけて、ウォーターゲートと重ね合わせてトヨタの陰謀説を盛り上げ始めているところもあります。メディアはスキャンダルや陰謀説が大好きですから。


実際のところどうなのか、もちろん僕にはよく分かりません。トヨタには確かに物事を表に出したがらない体質があるように思いますが、これは悪意というよりも田舎の企業にありがちな内向き体質の結果だと思います。ただ、原因がどこにあれもしも重大な情報を隠蔽していた、ということに大衆が納得する資料が公になったりすると、これはトヨタのブランドイメージにとって大変キケンなことで、翻って日本のものづくり全体にとって、さらには日本経済にとってヤバイ状況だと思います。


ただでさえ日本のものづくり企業の多くが韓国や中国の企業にすごい勢いで追い上げられ、追い詰められていることをヒシヒシ感じるのに、今回のスキャンダルでさらに大きな痛手を負うことになりそうで、そこが心配ですね。

マエハラさんも、トヨタを批判して正義の味方気取りになるのはこれぐらいにして、国益が犯されない様にアメリカの調子者に釘を刺すぐらいの事を考えるべきでしょう。

章男さん、覚悟を決めて、しっかり準備して頑張ってください。
Posted at 2010/02/20 16:15:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマネタ | 日記
2010年02月19日 イイね!

トヨタの章男社長、公聴会出席

トヨタの章男社長、公聴会出席トヨタの品質を巡る騒動が収まる気配を見せません。今度は、またアメリカでカローラなどのステアリングが不安定で危険であると米運輸省NHTSAが調査に入るらしいです。はっきり言って、様々な政治的思惑だとか、GMがダメになってどこかを叩きたいアメリカ社会の鬱憤だとか、いろんなワケのわからない動きがあるように思います。


なにはともあれ、いよいよ章男社長が米国議会の公聴会に出席することになったとか。

日本でのインタビューで章男さんは「誠心誠意説明したい」と語っているようですが、アメリカでのこの手の場には細心の注意と万全の準備が必要です。ディベート術に思いっきり長けた向こうの議員が、中間選挙前の点稼ぎを狙ってありとあらゆる突っ込みを仕掛けてくるのは間違いありません。

リーマンショックの後、リーマンの当時のCEOだったファルド氏が集中砲火を浴びたのも公聴会でした。ま、彼の場合はそれぐらいやられてもしょうがない面はあったと思いますし、今回そこまで厳しいやり方はしないだろうとも思いますが、しかしこれは向こうの議員達にとって格好の「見せ場」になるのも事実。


「誠心誠意」もいいですが、それはあくまで前提条件。情緒的に訴えたところでアメリカ人相手のこういう場ではなにも得点できません。極めて理路整然とファクツに基づいてどういう主張をするのか、どういう突っ込みやひっかけを仕掛けてくる可能性があり、そこにどんな対応を考えておくのか、徹底的に調べて準備しておくべきです。それでもかなりやられる覚悟が必要なぐらい。

都合の悪いことを言わないとか、ごまかそうとかしてしまうと却って大変なことになるので、そこに対してもどういうスタンスをとるのか明快な作戦が必要です。アクセルペダルの急加速問題はまさにこういうテーマでしょう。


そもそも、アメリカではマクドナルドのドライブスルーで買ったコーヒーをこぼしてやけどを負った人が訴訟を起こして三億円だったかの賠償を勝ち取ったり、盗みに入った泥棒がその家のカーポートが壊れて落ちてけがをしたと言ってカーポートのメーカーを訴えたり、これらは極端な例としても、ありえないような言いがかりを平気で付けてくることはよくある話。ある意味、「言ったもん勝ち」、「言い返さないのは負け」の社会です。そういう輩に対して毅然と論理的に対応できるということはアメリカ社会でまっとうに生きていくうえでの必要条件です。(もちろん、プライベートで付き合うとすごくいい人も多いんだけど。強烈に我儘というか勝手な人から、とてつもなくナイスな人まで、その振れ幅の大きさも特徴かもしれません。)


さてさて、どうなるでしょうか。


章男社長の健闘を祈りたいと思います。
Posted at 2010/02/19 16:02:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマネタ | 日記
2010年02月06日 イイね!

どんなクルマを作りたいのか、それがモンダイだ

どんなクルマを作りたいのか、それがモンダイだトヨタの記者会見について、欧米のメディアは総じて厳しい報道のスタンスです。

そりゃそうです。「すみませんでした、信じてください」な~んて感情論と曖昧な説明だけの記者会見なんてロジカルに突っ込む欧米のジャーナリストに通用するはずありません。


今回、そもそもしばらく前からプリウスのブレーキの違和感は問題とされていたのに放置されていたようです。副社長の「素人」発言はなんとも「語るに落ちた」印象です。

というのも、クルマ好き、運転好きにとってエンジンやステアリングの感覚と同じぐらいブレーキの制動感覚も重要なのに、それが「一瞬制動感覚が途切れても、実質上問題ない。ちゃんと踏めばそれで良いんだ。」なんて考え方でクルマを作ってきたということを自白したようなものだと感じるからです。

もちろん、あからさまにそこまでひどい考えではないとは思いますが、少なくともそういった感覚を重要視してすばやく修正する、と言うアクションが社内では取られなかったのも事実。


このようなクルマ作りのスタンスでは、とてもクルマ好きがあこがれ、「乗って運転する感覚が病みつきになる」クルマなんて100年経ってもできないのではないでしょうか。アメリカにいる友人でレクサスに乗っている人たちの多くが「クルマ音痴」です。故障しなくて静かで高級っぽい感じに引かれて買ってる、というパターンが多いように思います。アメリカでもBMWに乗ってる連中は結構クルマ好きが多い。


本気で、「自分たちはいったいどんなクルマを作りたいのか」をもう一度徹底的に議論して、世の中に発信してみてください、トヨタのみなさん!!
Posted at 2010/02/06 21:25:06 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマネタ | 日記
2010年02月06日 イイね!

プリウス事件とタイレノール事件

プリウス事件とタイレノール事件私の好きな自動車ジャーナリスト、岡崎五朗さんのブログでトヨタの豊田社長によるプリウスをはじめとする最近の問題に対する記者会見についてのエントリーがありました。

私もゴローさんの意見に同意です。

で、今回の一連の流れを見ていて思い出したのが、1980年代にアメリカを震撼させた「タイレノール事件」とそれに対するジョンソン&ジョンソン(J&J)社の対応。これは、アメリカでのマーケティングの教科書やケーススタディで必ず取り上げられる有名な話です。

1982年9月、アメリカのシカゴで7人の市民が青酸化合物による中毒で死亡し、その直前にJ&Jの鎮痛剤「タイレノール」を服用していた、と警察が発表しました。(実際にはタイレノールはJ&Jの子会社マクニール社製でした)

これを受けて、J&Jは直後に役員会を開き、タイレノールが原因かどうかまだ特定できていない段階で市民に対して「タイレノールを一切服用しないでください」という大規模な告知キャンペーンに乗り出します。合わせて専用のフリーダイヤルを設置し、10万件以上の消費者の問い合わせに対応。さらに、毒物混入可能性のある製品の店頭からの回収を発表し、実施しました。

当時タイレノールは鎮痛剤市場で35%シェアを誇っていましたが、主力のカプセル剤が店頭から姿を消し、もちろんこのブランドをわざわざ買う消費者もいなくなり、シェアは8%に激減したそうです。(8%残っただけでもすごいですが)

J&Jはこの間、1億ドル分以上もあった小売店頭商品の回収、消費者が既に購入済みの製品を安全な製品に取り替える取り組み、そしてなにより積極的な情報開示と告知キャンペーンを展開し、全米の世帯の85%が2.5回以上はこの告知TVコマーシャルを見た計算になるレベルでの投入を行いました。

やがて、毒物混入があった製品は複数の工場で別々に作られていたこと、そして混入商品がシカゴエリアでしか見つからなかったことなどから、製造段階ではなく小売店頭で第三者によって青酸カリが混入されたことが明らかになります。

事件の2ヵ月後には、こういったコミュニケーションの努力などの甲斐あってタイレノールの売り上げは事件前の80%までに回復。6ヵ月後には、外箱の密封化、ボトルキャップの固定、ボトル口のフィルム固着などの新パッケージとして、第三者が開封したらすぐに分かるような工夫をこらしたタイレノールの新製品を発売し、短い期間で鎮痛剤シェアNo.1の座を回復するに至った、とのこと。

この件でのJ&J社の対応は、極めて優れたものとして賞賛を受けました。今回のトヨタとの違い、あるいは学びは何があるでしょうか?僕の勝手な感想ですが、こんなところでしょうか?

1.なにはともあれ、事態への対処方法を消費者に大至急、具体的に伝える
*「タイレノールを飲むな」とまず明言したJ&Jに対して、「ごめんなさい、信頼してください」しか言わないトヨタ
*「プリウスに乗っている方、まずはこういう風にして対処してください、ご不明な点、不安のある方はこちらの問い合わせダイヤルに電話してください」という告知を、記者会見の場でも行うべきでは?

2.自分に責任があるかどうか、何が問題なのかが分かる前であっても、消費者を守るために必要な対策はコストをかけてでもスピーディに行う
*全商品の回収を決めて迅速に行ったJ&J、「調査中です」と言っているトヨタ
*別に、すぐにリコール/回収すれば良いと言うことではなく、まずは「こういう対策を至急打ちます」ということを現時点で可能な限り具体的に伝えるべき

3.問題を再発させないための対策を打ち、消費者に見える形で伝える
*J&Jはパッケージの刷新という分かりやすい手段で示すことができた(高コストにはなったが)
*クルマでも、説明の工夫で分かりやすくすることはできるはずだが、トヨタはあいまいにせずしっかり打ち出せるか、これからの課題

トヨタのような大会社、しかも比較的保守的な人が多そうで経営陣にも頭の固い人が居そうな会社だと、たとえ創業者一族の豊田社長が「こうしたい」と思っていても、社内の反対論があるとそれを押し切るのが難しいんだろうな、と勝手に同情してます。

もちろん、タイレノールでは7人もの犠牲者が出ていて、事態の深刻度ははるかに高かったのは間違いありません。また、医薬品という比較的シンプルな製品であり、問題の原因が店頭での第三者による故意の毒物混入と言うことも比較的早期に分かり、対処方法も具体化しやすかったのだとは思います。

ただ、危機的状況のときこそリーダーの真の価値が見えてくるのも事実。ぜひ豊田さんの力を発揮して、「あの危機があったからトヨタはさらに強くなった」とあとで言われるような会社にする好機と捉えて思いっきり推進してみていただきたい、と外野として勝手に思ってます。

これからもトヨタ車は多分買いませんが(ごめんなさい)、会社としてはおおいに応援してま~す!!

(あ、でもホントーにワクワクする車出してくれるなら、買っちゃうと思います。実質価値だけじゃなくて、精神的価値もしっかり作り上げてくださいね。)
Posted at 2010/02/06 10:17:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマネタ | 日記
2010年02月02日 イイね!

レインボーブリッジを封鎖せよ!!.....完了しました~!!

レインボーブリッジを封鎖せよ!!.....完了しました~!!見事にレインボーブリッジ封鎖ですね。

高速ランプも閉鎖が結構多いみたい。

渋滞はあんまりしてなさそうだけど。
Posted at 2010/02/02 07:11:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマネタ | 日記

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