
先月ソウルに出張してきました。
数年前にも、仕事の都合で数か月ソウルに滞在していたのですが、その時に感じた不思議な感じは今回も健在。
何が不思議に感じるかというと、
*街を歩いてる人たちはパッと見たところ日本人によく似てる
*ビルや商店の看板などの意匠がバラバラで垢抜けない雰囲気も結構似ている感じ
*街を走っているクルマたちも、日本でよく見るクルマっぽい
、、、のですが、、、
*よく見ると、しぐさなども含めて日本人とはちょっと違う
*街の看板や交通標識などの文字が全く読めない(ハングルだから当たり前)
*しかも、歩いてみると町は結構汚れていたり、ゴミが落ちてたり日本と違う
*クルマも、よく見ると「どこかで見たようなデザイン」だけどほとんど全て韓国メーカー、しかも右側通行
ということで、「良く見ると細部が日本とは全く異なる」もう一つの世界に来ちゃったような感覚に陥るのです。
これを一番感じるのは空港から市内に向かうタクシー車内。
道行くクルマや交差点を行き交う人々、車窓を通り過ぎる街並みや看板を見ているうちに、パラレルワールド感覚がどんどん強まるんです。
写真は、昔のベンツSクラスそっくりのSsangYong Chairmanというクルマ。ここまでそっくりなのにはびっくりです。しかも、かなりの台数走ってます。模範タクシーという高級タクシーにもChairman多かった。ダイムラーとエンジンでの技術提携もしてるらしい(ってChairmanタクシーの運転手が結構流暢な日本語で言ってました)けど、外見でここまで似せるのってあり?
他にも、アコード、ボルボXC60、トゥアレグなどのそっくりさんが走ってました。ヘッドライトが5シリーズそっくりなクルマもあったなー。
たまーにホンモノの320iなんかが通ると、「あれ、これって夢かな、それとも現実?」って感じで、夜中に寝ぼけている時のようでした。
でも、この不思議な感覚、結構好きです。「ロストイントランスレーション」のように、仕事の場で周りの人が言ってることがほとんど分からず通訳だけが頼り、って言うのも以前の仕事の時に韓国で味わった感覚だし、僕にとって韓国は「不思議な感覚を味わう国」です。
ところで、「一見似ているけど実は違う」というものに人は結構敏感に反応するものなのかもしれません。アルピナやM5のデザインだって、オリジナルのBMWとは微妙な違いだけど、実車を見ると随分と印象が違うように思いますしね。(自分が好きだからそう感じるのかな?)
Posted at 2009/08/18 21:20:02 | |
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