
先日、
高速無料化なんて要らないよ、ハトヤマさん!!ってエントリーで、高速道路の制限速度をおちゃらけてネタにしてましたが、今日の日経新聞の「インタビュー領空侵犯」っていうコラムで、富国生命投資顧問の桜井さんって方がほぼ同じことを、こちらは大いにまじめに語っておられました。(写真はcopyright by 日本経済新聞社)
その内容に、大いに賛成です。いくつかの車線がある広い道は、追越車線と走行車線に制限速度の違いを設けたり、見通しの良い直線は制限速度を上げたりなど、メリハリがあると同時に、ドライバーの判断での選択肢を増やすことが、全体での最適につながると思います。 でもって、高速無料化は行きすぎ、と「もうひと言」でも書いていて、
まさしくその通り。
で、この記事に関して日経のネットプラスというところで、「制限速度を上げるのは交通事故死傷者ゼロになってからでも遅くはない」とか書いてる学者がいたのには、危うくコーヒーを噴き出しそうになりました。いったいいつになったら「死傷者ゼロ」なんてことがありうると思ってんだろう?自動車なんてものに誰も乗らないぐらい文明が発達するか、あるいは思いっきり文明が退化して自動車なんて乗れなくなるか、そのどちらかになったころかな?いやー、まじめに書いてるとしたらば、なかなか面白いおっさんだ、と思いました。
どうも最近の日本が向かっている方向は、「どうせ大して幸せにはなれないんだから、みんなで同じぐらい不幸せになって我慢しようよ」とでもいいたいの、という話が多くなってる気がします。・・・どんなものでも「リスク」は許せません。であるがゆえに、あれはできません、これも禁止です。いや、それはコンプライアンスの問題でだめです。・・・おいおい、これじゃ小学校の学級委員みたいな"優等生"しか生き延びれないよ。どうも日本人は、学校教育の”成果”か、権威がありそうな人に「だめです」といわれると思考停止して従いがちな気がします。(これは、オイラがそう思ってるだけなんで、皆さんに無理に同意は求めませんが、、、 )
そんなことしてると、そこいらじゅうで伸びてきている、ずっとアグレッシブでリスクを厭わない国や民族にコテンパンにやられちゃうよ、と思って、日本という国の将来が心配になってきます。 ちょっと話は違うけど、借金返済猶予のモラトリアムだって、あんなもんやったら金融機関も今後は怖くなっちゃって、よっぽど優良な企業や個人にしかお金貸さなくなるんじゃないの?ま、サラリーマン組織の論理に縛られて、困っている会社や個人からの貸し剥がしに走る銀行マンも銀行マンだと思うけどね。
そもそも、日本はホントに素晴らしい国だと思うので、お上や組織に飼い慣らされるのをやめて、それぞれ自分でスタンスを取って、しっかり議論しながら前に進めるようになるといいのになー、と極めて僭越ながら思ってます。
って、なんだかずいぶんえらそうだな、俺。
こりゃまた、極楽トンボがしゃしゃり出てきて、失礼しましたー。
でもね、やっぱり、「高速無料化なんてくだらない検討はやめて、制限速度の上限を上げるのもそのひとつだし、もっとメリハリのついた国にしようよ」ね、ハトヤマさん、マエハラさん!!
Posted at 2009/10/12 13:39:41 | |
トラックバック(0) |
クルマネタ | 日記