
先日、政府が「春・秋の連休は日本を地域分割して分散型に」というような案を出しました。この話を聞いて、開いた口がふさがらないどころか、開き続けてもう少しでアゴが外れるところでした、、、
果たして真面目に言ってることなんでしょうか???
今の日本の置かれている状況は、世界経済の中でも完全に「みそっかす」、「ゴマメ」の位置付けになりつつあります。海外のビジネスマンと話してもアジア=中国、インドでしかなく、日本は「そーいえばアジアだったね」というぐらいの勢いで忘れ去られつつあります。
あと5年もすれば、「トヨタ?ああ、韓国の会社でしょ。安くていいクルマ作るよね」なんて言われかねません。(いや、誇張してますが冗談ではすまないかもしれないと思ってます)
あのさあ、小学生の夏休みの宿題の失敗作みたいな屁理屈こねてるんじゃなくて、根本的に日本の競争力をどう回復させるか、って点に絞って、真っ当に議論を考えてみよ~よ、代議士の先生さん!
日本の経済がもう一度強くなるためには、何がどう転んでも、もっと沢山の儲かってる企業と個人を作らないとダメなんだよ。企業が(単なるコスト削減ではなく)収益を上げるようになるから、働いている人にもっと分配できるようになって、個人が豊かになり、それで個人が金を使って企業の業績がさらに上向く、という循環を作らない限りは、日本は経済的に二流国、三流国になっていくしかありません。
もちろん、経済が三流でも幸せな暮らし方ができる国はあるのかもしれませんし、それを模索していくことも必要でしょう。ただ、昨今のスポイルされた日本人の大多数がそれで幸せと感じられるかどうか。
経済で他国に伍して頑張っていく、というのが前提になるのであれば、やはり歯を食いしばって儲けるしかありません。しかも、「無理やりコストを削ったから、安く売っても何とか利益が出ましたー!」なんてのはダメ。もちろん、しっかりしたコストマネジメントは企業ですから絶対必要です。でも、
前にも書きましたが「本当にいいものを作り、顧客にブランドも含めて惚れこませ、だからこそバッチリ利益が出る価格で買ってもらう」というのをどう実現するか、それを真剣に追求しないとこの国の未来は開けてこないのではないでしょうか。
ですから、国も「企業が健全に収益を上げる」ことを、特に安売りではなく、製品やサービスの品質、他との違い、ブランド価値などで持続的に収益を上げていくことをバックアップする政策を、下手にバランスを取ることにとらわれずに思い切ってスタンスを取って導入していくべきだと思います。それがないのに、ばらまき政策やら思いつき施策をやっていくと、金持ちのボンクラ三代目が資産を食い潰すようなざまになりますよ。
よろしくね、ハトヤマさん!
Posted at 2010/03/05 16:36:04 | |
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