
昨年12月放送のカーグラフィックTV、アルピナ B8 グランクーペの回が録画してあったので改めて観てみました。松任谷正隆さんが、「お尻をオイルマッサージされてるような感じ」と本当に言っていたかどうか確認しようと思って。
実車を所有して色々と乗り回しての感覚と、画面の中で松任谷さんが語る感覚がすごく共通するものが多く、面白かったです。もちろんまだ慣らし中なので、フル加速の感覚は全く味わってませんが、上品さとスポーティーさが別次元でバランスしているという感覚の片鱗はすでに味わうことができています。
松任谷さんのコメントで印象に残ったものをちょっと書き出してみます。観た後に思い出して書いてるので不正確な部分はご容赦を。
「アルピナ は親父ボーフェンジーペンから息子ボーフェンジーペンに代替わりしてスポーティ路線になったんだなというのがB3に試乗しての感想だった。今日B8に乗って、これは息子流の親父の解釈なのではないかと感じた。」
「お尻をオイルマッサージされてるような感じ。走り出した時のスムーズさが、オイルマッサージの手で撫でられてるような感覚。」
「これだけ大きなホイールと薄いタイヤを履いているのに、軽いスポーツシューズを履いてるような、乗っていて爽やかな感覚。」
「(アクセル踏み込んで)こんなに力があるんですね。0-100km/h2秒台の車でも怖いとも思わないけど、アクセル踏み込むとこのクルマは離陸しそうな感じがある。B3やB7では味わったことがない感覚。」
「それにしても、足が路面の不整にどこまでもついていく感じ」
「参った。想像と全然違った。息子、親父と分けちゃいけないな、と思った。
息子はB3でドライなフィーリングに振ったというのは誤解だなと言っておく必要がある。」
「これまでたくさんのクルマに乗ってきて、クルマのことはほとんどわかってる、大体どんなクルマでも想像つくと思ってたけど、今回は自信なくなった。上品さとパワーのバランスの取り方、パワーがあるからと言ってMに近づくのでなく、こういうバランスができるんだ。」
「最初は昔ながらのアルピナの感覚、オイルマッサージ。でも、走り出してペース上げてくとあれあれあれ、となる。」
「B7とは全く違う。あれはあれでサルーンとして完成されている。B8は大人のスポーティーというか、ただ乗り心地いいだけじゃない、ただパワーあるだけじゃない。上品さ、それとエンジンがすごい。荒さがないのにもの凄いパワー。」
「2021年に乗った車のなかで、点数つけるのもおこがましいが、フェラーリとこの車、2台が100点。夢を見させてくれる車。」
松任谷さんがここまでいうのも珍しい。こんな素晴らしいクルマを作れるアルピナが、2025以降はBMWの大組織に取り込まれてどうなってしまうでしょうか。
ブッフローエ謹製のアルピナが新車で手に入るのもあとわずか。ということで、実はB3LCIもオーダー済みで、来年夏に納車予定。今度はアルピナ ブルーで、D3Sとの入れ替えです。アルピナ史上最初の、Mモデルエンジンをベースにアルピナマジックを注入したクルマ、コイツもとても楽しみです。
Posted at 2022/09/11 19:31:05 | |
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アルピナ | 日記