
メルセデスが、EV専用プラットフォームで開発したフル電動高級車EQSの記事を見て、正直そのデザインに驚いています。
AMGバージョンでも、写真を見る限りはややヌメっと間延びしたプリウスがAMGグリル(EVにグリルは不要ですが)とAMGホイールをつけているだけのようにしか見えません。
全長5216mm、全幅1926mmの巨体だし、特に車のデザインは2Dの写真で見るのと3Dの実物を肉眼で見るのとでは大違いなのは分かっていますが、それにしても感ずるのは「効率化を推し進めるとクルマのフォルムはプリウス的な形に収束していくのだろうか?」ということ。
先進技術と快適装備てんこ盛りなのは間違い無いんですが、これってもはや自分の求めるクルマというものからどんどん離れていっていて、単なる移動手段になっていく、ということなのかもしれません。もちろん、移動手段であってもそれなりにお金を出すことで高品質で快適な体験になるわけですが、、、、
デザインはもちろん好き嫌いの幅が広いし、この手のデザインが大好きという方を否定するつもりなど全くありません。
ただ、自分はこういうのはテンション下がるなあ、という感じなんです。
アルピナはもう新しい車は出しませんが、BMWはじめ他のメーカーがどういう感じで対応していくのか、ちょっと怖いですが興味津々でもあります。
電池容量とモーター効率に大差なければ、あとは車重と空気抵抗で最大航続距離がほぼ決まる。EVの航続距離競争に負けないためには似たような空力のプロファイルにならざるを得ない、となると、セダンは似たり寄ったりのフォルムに表層的なアイコン勝負になってしまうのか?
いや、もっとやりようあるのでは?ドイツ人の論理的合理性が極端に出過ぎたのか?EV時代のクルマの趣味性っていうのは、どこに行き着くんでしょうか?
Posted at 2022/09/30 17:41:10 | |
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AMG | 日記