
三連休の渋滞を避けて、アルピナB8で金曜日からリゾートに来てます。高速を普通のスピードで走るだけで、またワインディングを前のミニバンに追いつきすぎないようにゆっくり流すだけで、本当に気持ちいい。
今日の相棒はオーデマピゲのロイヤルオーククロノグラフ青文字盤。26300STの青文字盤はかなり明るめの紺で、これがクロノグラフの時分針のオレンジと絶妙のバランスで美しい。10年以上前に買った当時は116520のステンレスデイトナの方が人気で、APのクロノは100万もせずに買えました。
それが今の中古価格は750〜850万程度となっていてびっくりしました。Chrono24での価格推移をみてみたら、2021年の春ごろの300万円程度から秋までに一気に800万円超えとなっています。
2021春に何があったか見てみると、ちょうどこの頃にビットコインが最高値をつけた後に急落していました。ちなみに他のメジャーなブランドでもやはり2021春ごろから、それまでとは違うレベルで価格が急上昇しています。例えば、ロレックスデイトナ116520の価格はこんな感じ。
つまり、ビットコインバブル崩壊を受けて、ビットコインから逃れた資金が機械式腕時計市場にも流入し、バブルとなった、ということのように見えます。
そして、上のデイトナの価格を見てわかるように2022春ごろにピークをつけた時計の価格も、そこから下落してきています。今年の春は、ご存知のようにロシアのウクライナ侵攻や、インフレ加速を受けた金利先高観などにより、株式市場も大きく下落を始めたタイミングです。下記はアメリカS&P500の過去5年の価格推移。
最近は、単なる趣味ではなく投資の対象として機械式腕時計が認識されるようになってしまったので、今まで以上に市場の動きに左右されやすくなっているのかもしれません。
とは言え、まだまだ昔に比べてバカみたいに高い時計ばかりです。以前のリーマンショックのあと、一時期機械式腕時計がとてもお得に買える時期がありましたので、純粋に時計が好きで買いたい人間としては、ここらでガツンと時計価格バブルには崩壊してもらって、以前の感覚で買えるようになることを期待してます。そもそも、正規店で店頭に商品が一切なく、予約で何年も待つなんてことが異常だし。
さてさて、どうなることでしょうか?
Posted at 2022/10/08 22:45:46 | |
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アルピナ | 日記