
ニュースサイトで、BMWが来春発売するM専用電動SUVのXMについての記事がありました。
その写真を見て、数分間は記事の内容が全く入ってきませんでした。一体全体どういうデザイン感覚でこんなに妙ちくりんなフロントフェースになるのだろうか、と考え込んでしまいました。前にも書きましたが、クルマのデザインは3Dを肉眼で、かつ自然光のさまざまなシチュエーションで見ないとその良さがなかなかわからないこともあるものですが、これは流石にその必要もないと感じます。一言で言えば、醜悪でしかありません。
単なる露悪趣味でもなく、これは凡庸なデザイナーがこれまでの先人たちのデザインからなんとかして離れることで自分流を表現できると思い込み、そこに囚われてしまった結果生み出されてしまったものではないかと思います。本来は、デザインチームがこんなことしようとしても真っ当なトップなら止めると思うのですが、経営者にもこれを止めようという姿勢がないということが、BMWにとって末恐ろしいとすら感じます。
最新のXB7を見れば、暴走を始めたこのBMWデザインの前には、流石のアルピナデザインでも限界があることを感じさせてますし、、、この方向にBMWが突っ走って行くなら、アルピナブランドに生き残る道がなくなってしまったのも必然でしょうか。アルピナの幹部はかなり早くから次期BMWのデザインは分かっていたはずなので、アルピナがこのタイミングで白旗を上げた理由はもしかするとEV化の流れだけではなかったのかもしれません。現行B3, B5, B8あたりまでが、昔ながらのBMWのデザイン言語に基づくアルピナの最終完成形だった、ということかも。
なーんて、勝手なこと妄想してますが、初めて現行アルファードのデカアツグリルを見たときにナンジャコリャ、こんなもん買うモノ好きいるのか、と思ったような私ですから、この感想もこちらが的外れなんだろうな、って感じですね。日本の道路は今、アルファードで満ち溢れてますから。
ま、怖いもの見たさで、実車が来たら一度見に行ってみましょうか。もしかすると、実物見て考え直すのかも???
Posted at 2022/12/05 21:07:11 | |
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BMW | 日記