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ある日 パパとふたりで
語り合ったさ
この世に生きるよろこび
そして 悲しみのことを
グリーン グリーン
青空には ことりがうたい
グリーングリーン
丘の上には ララ 緑がもえる
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どこで初めて聞いたか覚えていませんが、このグリーン・グリーンという歌、なぜか頭の中に残っています。調べてみたら、日本語の歌詞と英語のオリジナルは全く違っていて、日本語ではパパが出てくるのに英語はママで、内容も英語はヒッピーの生き方風だとのこと。日本語版で物悲しいパパとの別れの歌だと思っていたのに、あまりに違ってビックリです。
我が家の2台のアルピナもグリーン・グリーンです。ぱっと見は似てる面もありますが、その中身は乗り比べてみると、面白い対比を見せています。今日はちょっとそのお話を。
アルピナはこれまで色々と所有してきましたが、G21 D3Sは発表とほぼ同時に予約を入れました。これまでの経験から試乗する必要も特になく良いクルマであると確信していたからです。営業の方によると、アルピナのリピートオーナーにはこういう方が多いとのこと。
実際に乗っていて感じるのは、アルピナスポーツディーゼルのオールマイティさです。街乗りでは分厚いトルクでキビキビ走ってくれるし、大きくなったとはいえ都心でも扱いやすいサイズ、そして高速では伸びの良い加速で余裕で流れをリードでき、山道でも気持ちの良い走りを楽しめます。以前に乗っていたアルピナD4クーペの軽快感とは少し違いますが、ストレスなく高原のワインディングを駆け抜けてくれます。
そして、ツーリングとしてのラゲッジルームの使い勝手はバツグンです。BMWお得意のリアゲートのガラスのみを開けられる機構により、ラゲッジルームからちょっとしたものを出すのがラクラク。これは使ってみないと分からない利点かもしれません。
毎日のスポーティーな実用車で、荷物を載せての遠出もハイレベルで楽しませてくれるという万能選手がD3Sツーリングです。この性能で燃費の良さも特筆です。
B8グランクーペも、国内プレビューの際に生産枠を押さえて試乗せずにオーダーしました。コイツは今までのアルピナの中でもダントツに、事前の期待値をさらに良い方向に裏切ってくれたクルマです。それなりの大きさのクルマなので、ちょいノリに使うことはあまりないかなと思っていたのですが、近場をちょっと走るだけでも本当に気持ちいいので、ついつい乗りたくなります。
以前も書きましたが、後輪操舵の恩恵で最小回転半径がD3Sよりも40cm小さく、デパートなどの狭い地下や立体の駐車場でもラクラク。弱点と言えば機械式駐車場の対応が少ない程度。
そしてやはりB8の利点と言えば、621hp, 800NMのV8ツインターボとアルピナ謹製のシャシーがもたらすダイナミックな走りの快感です。もちろんそのフルポテンシャルを発揮させる場面はなかなかないのですが、パドルシフトを使ってマニュアルのようにコイツを走らせるのは本当に心がシビれる快感です。控えめながら腹に響いてくる4.4LV8の咆哮と、シートに押さえつけられる加速感、これは本物だと感じます。E60M5のV10エンジンの快感に近く、さらにその線を太くした感じ。
やはり回して気持ちいいのは高性能ガソリンエンジンの美点だな〜と感じます。あんまりシフトダウンを楽しんでると燃費が急降下するのもお約束ですが、、、
D3Sのスポーツディーゼルも本当によくできたエンジンですが、シフトダウンして高回転を楽しむものではなく、幅広いトルクバンドを使ってグリグリっと加速させていく感覚ですね。気がついたら速い、って感じ?
ということで、快感ならB8、実用ならD3Sって感じですが、両者とも快感と実用性をそれぞれ高レベルで実現してくれていて、さらにキャラも立っているというのがさすがアルピナという感じです。
来春ごろにはLCI後のB3ツーリングが来るので、コイツがどんな性格なのかも楽しみです。
Posted at 2022/12/24 19:38:52 | |
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アルピナ | 日記