
日本でも販売開始されたパナメーラですが、本国ドイツでは2016年ごろの現行モデルの生産終了に合わせてディスコンになるという報道が8月終わりにありました。同様に、一時期はベストセラーとなったカイエンもほぼ同時期に廃止とか。
これは、ポルシェを買収したVWの取締役会での決定事項だとのこと。その理由として、「VWグループのラインナップにはスポーツセダンもSUVも十分に存在する。ポルシェがわざわざ作る必要はないので、得意分野に集中すべし。」といったことのようです。ま、確かにVWからすればグループ内にスポーツセダンならS6やRS6、SUVならトゥアレグとQ7があるからいいだろう、ということでしょうか。個人的にはSUVならカイエンのデザインのほうが数段優れていると感じます。パナメーラのデザインは、ちょっと間延びしちゃってる感じがしますが、写真の後ろ姿はなかなかですね。
でも、生粋のポルシェファンにとっては、「これでもう一度スポーツカーに集中してさらにいいクルマを作ってくれるんだろう」という期待が持てる話なのかもしれません。
一時期は業績絶好調だったポルシェがはるかに巨大なVWを子会社化する寸前まで行ったり、もともとはフェルディナンド・ポルシェ博士に“源流”を持つ会社同士の「骨肉の争い」が、とりあえずはVWの勝利という形で決着し、いろいろと新たな動きが出てきています。
ボクスターよりさらに小型のエントリースポーツを作り、VWの新型環境対応スポーツコンパクトとプラットフォームを共用化するというような話もあります。
そして今度出てきた面白そうな話が、ポルシェの開発担当者が現行パナメーラのオープン導入を示唆、というもの。4ドアオープンにでもするの?と思ったら、ドアは2枚。以前から噂としてはありましたが、社内担当者が示唆したということ。これで確率が高まったように思いますが、予断はできません。市場投入があるとしても2012年以降とのこと。どうなるのか、目が離せませんね。
Posted at 2009/10/11 18:10:29 | |
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