
今日は曇りがちでしたが、オープンで走るには最適の天気で、気持ちよかったです。都内を流していると他にもオープンドライブを楽しむクルマが多くて、古くからのバイク乗りとしてはピースサインを送りたくなります。
相棒はパネライのルミノール1950クロノグラフモノプルサンテ。8日間パワーリザーブの手巻クロノグラフムーブをローズゴールドケースに積んだ限定150本のモデルです。コラムホイールやテンプの動きを楽しめるシースルーバック。RGケースに1950シリーズのレトロなブラウン文字盤、ダークブラウンのクロコダイルストラップが華やかな中にも渋さを漂わせます。
192時間のパワーリザーブを実現するために3つの香箱を組み込んだムーブメントのため大きくなるのも当然ですが、直径44mm厚さ18mmの堂々たるサイズで、18Kケースのため重さも190g近くあります。
時計の世界で「デカ厚」ブームが盛り上がったのは、1998年に復活したパネライが44mmケースで世の中に衝撃を与えてからというのが通説です。それから20年以上経ち、いわゆるデカ厚はブームとしては終焉しています。ブームの中で大型化したケースを、改めて小径化していく動きもパテックをはじめとして見られます。
とは言え、メンズウォッチの標準サイズが、1980年代までの36mm程度から38〜40mm程度まで拡大してきたのは間違いなくデカ厚の影響ですね。
で、今盛り上がりを見せているデカ厚はクルマの世界。アウディのシングルフレームグリルにビックリし、ちょっと前に初めて現行アルファードのグリルを見た時には失礼ながら「なんじゃコリャ〜!!」と思いました。
でも、それから数年でこの手のデカ厚グリルはBMWも含めてかなり一般的になり、かつSUV全盛のためクルマ自体もデカ厚ブーム真っ盛りとなりました。今度出るレクサスLXなんかデカ厚の見本で、そこに居るだけで「オラオラ〜」って声が聞こえてきそうです。GLSマイバッハやBMW X7も同系統ですが、LXと比べると控えめにすら見えます。レクサスは次のモデルではクルマの前面が全てグリルになるのかな?
クルマの世界のデカ厚ブームはいつ頃落ち着くのでしょうか?流石に日本ではこれ以上のサイズ拡大はキツイのかな、と思うし、やたらと威圧感のある顔つきもそろそろ飽きられそうな気もするんですが、どうでしょうね?
Posted at 2021/10/16 19:19:06 | |
クルマネタ | 日記