
今日の相棒は、カールブヘラのパトラビトラベルテック。ユニークな機構でスリータイムゾーンGMTとしての機能を極めようとしたモデルだと思います。さらにはクロノグラフまでついていて、フェイスの情報量がすごい。
このGMT機構は、ロレックスのGMTマスター2と同様の短針独立調整機能に加えて、10時位置のボタンにより、内側の内装24時間リングを順向き・逆向きに1時間ずつ調整できます。
なんでこんな複雑な調整機構をつけたかというと、名前の通り「トラベル」対応機能に主眼を置いているからだと思います。
例えば、GMT針は外側の24時間リングに合わせてグリニッジ標準時に合わせておき、内側の24時間リングは国内にいる時は任意の海外の都市、海外にいるときには、国内のホームタイムに合わせます。
そして、メインの文字盤の短針は、旅行先のローカルタイムに、短針独立調整機能を使って簡単に合わせることができる、という訳。
まあ、手動で24時間リングを回転させるのを、順回転・逆回転の切り替え可能なボタンでやってるだけなので、実際の機能面では例えば先日紹介したグランドセイコーSBGE001と違いはありません。
しかし、この操作感の良いボタンをカシッ、カシッと押して24時間リングを合わせる作業がまた楽しい。こういう機構はメンテをしっかりしてあげないといけませんが、ケース横にある小窓からこのメカの作動が見えるようになってるところも、機械好きの心をくすぐります。
ケース径は46.6mmとデカいですが、意外と着け心地は悪くありません。フェイスの情報量を考えると、このサイズにならざるを得なかったのかな?最近、トラベルテック2が出てきて、47.4mmになったようです。
東京もグッと気温が下がり、オープンカーにとって最高の季節がやってきつつあります。時計も取っ替え引っ替えしながら、楽しみたいと思います。
Posted at 2021/09/06 22:54:32 | |
AMG | 日記