デミオのオルタネーター修理の代車として
保険会社が手が回らないので自らレンタカー手配したのがトヨタアクアの初期型2021年モデル
28000km乗られた個体。グレードはBか。
600km街中から高速と乗り回したが
結論から言うとこのコンパクトカー意外と悪くなかった。が自分なりに気付いた点も残します。
空力素晴らしく速度上げても嫌な緊張感が少ない。
ガラス遮熱性良くてエアコンの効きも満足。
でもノイズが…音量自体抑えている!けど頭ボーっと
してくる圧迫感がある。もう少し煩くて良いから抜けて欲しい。
ボディも頼りない感じは全くなし。スプリングレートもしっかりあるようで前のめりになりずらい。
借りて乗り心地悪いと思ったら真っ先にタイヤ空気圧を疑ってかかった方が良い。温間になったが350kPaも入れてくれてた(笑)
185/65R15 のECOPIA EP150の指定はFr230kPa、Rr220kPa
パワステのアシストもコラムタイプにしては悪くない。最良のラックタイプを知ると分が悪いが。
同クラスの国産他車と比べると上位だと思う。
もう少し路面とタイヤの状況が伝わってくれたら理想でタイヤの銘柄を見直すか強化ブッシュのGR-SPORTなら良いのかも。
手から操作を伝える、伝わる部分は体感しやすいからコスト優先度上げて良いと自分は考える。
THS2のバッテリーはバイポーラ型ニッケル水素になり加減速のレスポンスが良くなったがNORMALモードでも少し自分のリズム合わないので終始POWER+モードで走ってた。
GR-SPORTなら全て専用マップになりNORMALモードでも回生が強くて満足出来るのか。
でTHSの良くない所としてブレーキのコントロールのしづらさだと思う。トヨタのペダルストローク依存でコントロールする考えと併せ違和感。
その原因の1つとしてアクアで感じたのが乗車姿勢。
第一印象シートクッションの座面が最近のトヨタずいぶん後傾に角度がついている。(これヤリスもそうだった)
いつもの腰角度出そうとシートバックのリクラ角を調整するとワンノッチ寝た角度になった。
この寝た乗車姿勢。加減速の上半身の体感に違いが出て
加速に敏感(首が後ろに倒れやすく)で
減速に鈍感に感じる。
(ブレーキを踏んでも身体が前に倒れるより、シートクッション下に押し付けられる力が増える)
試しに急ブレーキかけると上着の背中がシートバックに持ち上げられるのを感じるくらい。
この減速に鈍感に感じる所が、ブレーキGのコントロールが雑でも乗員が不快に感じず、雑な操作を許す原因の1つに思う。(後続車からみたら不快だけど)
どうしてこういう乗車姿勢になるのか…根本は
空力を頑張ったルーフラインと寝たフロントガラスに尽きる。
試しにリクラ角を1ノッチ起こすとガラス上部の圧迫感が強いのと乗降性が悪化してメーカーが狙った姿勢から外れてるんだろうなと感じる。
長時間座っても疲れないシートの作りは良かったのだけど。
あとは衝突時のシート潜り込み防止も有るかもしれないが、これは度が過ぎる。
もう少しアップライトに座りたいし、リクラ起こし窮屈な姿勢にならないようにしたい。横隔膜を圧迫して呼吸のしづらいのが余計な緊張を生む。
で、その話しの流れでもう一つ
この寝たフロントガラスは雨天時の見通しが悪くなりがちという事に気付いた。ワイパー最速で何とか視界確保ギリギリという事が多く
オーナーなら良い撥水剤使いたいけど…
撥水剤なんて気にしないオーナーが多く乗るだろうに…
全体を通してネガな事を見つけたが
ほとんどの人には許容出来て、
オーナーで不幸になる人は少ないかな。
そして、それなりの台数が世に出て、
何かしら全体の交通に影響を及ぼすクルマなのは間違いない。
だからこそ、もっと走る実感取り戻し、操作しやすい道具になるのが理想なんだけど。
シート角度にしてもルーフ形状にしてもマイナーチェンジじゃ修正出来ないな。ブレーキの制御だけでも見直して欲しい。
Posted at 2023/09/04 20:17:00 | |
トラックバック(0)