11年を共にしてきたカングーから5年落ちのSX4に乗り換えての感想。
小カングーは2008年が最終年式だし、SX4は2006年発売だから
今更だけど。我が家にとってはカングーの退役のころ発売された
一世代新しいクルマというところか。
〇デザイン
僕は、山の神様のお告げが国産車に限るということだったので
現行発売車もひと通り見直してみたけど、欲しいクルマがなかった。
喧嘩売ってる怒った顔や威圧感のあるデザイン、玩具っぽいデザインのクルマが
多いのですね。
これしかないなと選んだのがSX4なんだけど、とても良いデザインだと思う。
夕暮れにパールホワイトのSX4が通り過ぎたのを見たときには見惚れてしまった。
5ナンバーにこだわらずに張りのある面で構成されているボデイの塊感や
フェンダーのラインは気に入っている。
朝、駅まで送ってもらって見送る後ろ姿は以前乗っていたFIATっぽいような気もする。
〇室内
荷室のキャパシテイは比べ物にならないので触れないとして
最初危惧していた車室内高や乗り込むときのヒップポイントの高さは
全く違和感がなかった。頭上も相当余裕があり圧迫感がないのはいい。
カングーの運転席シートは小振りながら暖かく柔らかい絶妙なシートだったが
SX4の運転席シートは大きくゆったりとしてるのはいいとして
背もたれの形状が密着しすぎで姿勢に余裕がないから長距離では
休憩取って背中を伸ばしたくなる。
運転してる時のポジションや感覚はベンツの初代Aクラスでシートを
目いっぱい上げた時とよく似ている。運転席右のAピラーの死角も
Aクラスを思い出した。
後席は家族に好評。
カングーは後席の背もたれの角度が立ち気味でクッションが薄かったので
SX4のシートのほうが乗っていて楽らしい。3人乗車でもカングーより
余裕があるそうだ。
物をおくところが全然ないのが不満だけど、カングーも僕の乗ってたサンルーフ仕様は
運転席頭上の棚がなかったから物入れスペースは似たようなものともいえる。
サイド頭上の物入れも案外使わなかったし。
ただSX4はSUVデザインの外観なのに、乗用車らしくインパネを曲面の連続にしたのはいただけない。
カングーはダッシュ上が前下がりに傾斜して物置きに使えるようになっていたのが
秀逸だったと思う。
〇エンジン&ミッション
エンジンはカングーよりずっと静かで音も軽い。逆に言えばカングーのほうが
トルク感のある力強い音だった。
100km走行時に2400回転(カングーは3100回転)しか回っていないんで
いたって平和だけどちょっと登坂にかかるとすぐキックダウンする。
ただカングーのDP0ミッションと違い国産ATはよく躾けられていると思う。
頻繁にキックダウンしてもあまり気にはならない。
4速ATは確かに時代遅れなんだろうけどこれで充分。
〇シャシー
どんな路面でもスピード域でも柔らかい乗り心地でいなしてくれたカングーと比べると
SX4の低速時の突き上げとピッチングは気になる。タイヤサイズが身分不相応なせいかもしれない。
少しスピードが上がればショックアブソーバーのストロークが大きく、剛性の高いボデイと相まって
なかなか快適。しっかりロールもするがそのまま姿勢を崩さず、妙な揺り戻しもなく自然にハンドルを
戻せるこのクラスの国産車は少ないと思う。
ということでカングーを乗り換えた喪失感は心配したほどでなく
めったに同じクルマと出会わないこともあって
まあ良い選択をしたと思ってます。
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SX4 | クルマ
Posted at
2018/02/18 15:03:58