KL-ZE載せ換え　　43

いよいよカムを載せます。

その前にＮＯ．１シリンダーの上死点を出します。
ダイヤルゲージを使用しますがゲージの先がそんなに長くないのでガレージにあった適当な針金を利用して延長します。

NO.1シリンダーのプラグホールに挿入し、ピストンンＴＯＰに当たるようにセット。クランクをゆっくりまわし上死点を探ります。

クランクプーリーとエンジンブロックにも印はありますが、ここはチューニングの雰囲気を味わいましょう（笑）

オーバーホールして油漬けにしておいたＨＬＡを取り付けていきます。
いちおうあった位置に戻しますね（笑）

ＨＬＡの入る場所は軽くラッピングしておきました。
あまりやりすぎるとオイル圧がかかんなくなっちゃうので注意！
（誰に言ってんの？（爆）

カムを載せて、ラッピングしたスラストキャップを場所を間違えないように取り付け、順番に指定トルクで締め付けます。
ＲＨ側（前バンク）のカムはすんなり組めたんですが、ＬＨ側（奥バンク）がなかなかうまく組めなくてあせりましたね。

うまく組めなかった理由はこいつ。
Ｋ型エンジンは、ヘッドを小さくするために通常2本のカムに2個のプーリーをつけるところを、1個にプーリーを付けて内部のギヤで隣のカムを回す機構になってるんです。
で、どうしてもＬＨ側のギヤが合いマークを合わせて組もうとするとうまく噛み合わず何度もやり直す羽目に。

最終的には一旦ＬＨ側のＨＬＡを外し、カムをとりあえず合う位置で載せてグルグルまわしギヤのズレ？をとってから再度挑戦し、何とか組むことが出来ました。
ギヤが回る時に発生する音を消すための「フリクションギヤ」ずれてたのかな．．．？
ま、とりあえず組めてよかった。

カムのエンドキャップを取り付け。
ここに液体シールの表記はないですが、実際漏れてくる箇所なので少量塗布して組みました。

あーしんどかった。
いろいろあるとシロートはあせります（汗）

一息入れてあともう少し！（笑）