ども。昨日ブログ書いたのに消えてしまったので再度うp。
なんか、一度書いたのが消えて書き直すと微妙に内容が違っている不思議。かなり簡潔に書きますけど、
被害届を提出するにあたって任意で個人の指紋を採取されました。それもかなり本格的に。両手の指10本は言うに及ばず、掌、手の腹
(手の横の部分?)まで徹底的に取られました。例の張り紙を剥がすときに一部直接手で触って剥がしたので、犯人の指紋と被害者
(俺)の指紋を分別する為に使うそうです。

ちなみに…紙に付着した指紋については、犯人がゴム手袋等で完全に用紙をプリンタにセットする時から装着していない限り、接触したものについてはおよそ10年前のものでも検出可能だそうです。鑑定技術って凄い!( ゚д゚ )
指紋の検出方法ですが、
『皮膚紋理鑑定基準12点法則』というものを用いるそうです。その根拠となるものが、複合現象の生起確率というものです。
指紋の合致確率を推定するには、順次2点方式で合致特徴点を追加して特徴点群を特定し、その複合現象の生起確率を求め、その確率が現在地球上に存在する人口より減少すれば、この合致特徴点複合現象は、万人不同の原則に照らして他に存在しないこととなります。
このようにして、指紋像の中の約100点の特徴点n個から形成される任意の特徴点r個を選んだ 組合せ生起確率をみると、一般公式は、次のようになります。
n!
nСr = r!(n-r)!
※ 《n!》とは、nの階乗(ファクト)といい、n(n-1)(n-2)(n-3)……×3×2×1、をいう。
※ Сとは、Сombinationの頭文字。
※ この計算式は、1997年(平成9年)東京書籍高等学校数学科用2年生「新編・数学Ⅰ」にある。
これを簡単に説明すると、次のようになります。
基本は、最低限3点が必要なため、3点から始まります。3箇所のうち任意に選んだ3点の組み合わせは、1通りであることは明らかです。では、4箇所のうち任意に選んだ3点の組み合わせは、何通りか、これが5箇所、6箇所と増えていって100箇所のうち3点の組み合わせは、何通りか、を見ると次のようになります。
3・2・1 4・3・2
3箇所=3C3= 3・2・1 =1通り 4箇所=4C3= 3・2・1 =4通り
5・4・3 6・5・4
5箇所=5C3= 3・2・1 =10通り 6箇所=6C3= 3・2・1 =20通り
7・6・5 100・99・98
7箇所=7C3= 3・2・1 =35通り‥‥‥‥100箇所=100C3= 3・2・1 =161,700通り
すなわち、100箇所のうち任意の3点を選んだ時の生起確率は、16万1,700分の1です。
では、100箇所のうち任意の3点を1点ずつ増やしていって各特徴点指摘数12点までの生起確率を見ると、次のようになります。
100・99・98
3点 100С3 = 3・2・1 = 161,700 分の1
100・99・98・97
4点 100С4 = 4・3・2・1 = 3,921,225 分の1
100・99・98・97・96
5点 100С5 = 5・4・3・2・1 = 75,287,520 分の1
100・99・98・97・96・95
6点 100С6 = 6・5・4・3・2・1 =1,192,052,400 分の1
100・99・98・97・96・95・94
7点 100С7 = 7・6・5・4・3・2・1 =16,007,560,800 分の1
100・99・98・97・96・95・94・93
8点 100С8 = 8・7・6・5・4・3・2・1 =186,087,894,300 分の1
100・99・98・97・96・95・94・93・92
9点 100С9 = 9・8・7・6・5・4・3・2・1 =1,902,231,808,400 分の1
100・99・98・97・96・95・94・93・92・91
10点 100С10 = 10・9・8・7・6・5・4・3・2・1 =17,310,309,456,440 分の1
100・99・98・97・96・95・94・93・92・91・90
11点 100С11 = 11・10・9・8・7・6・5・4・3・2・1 =141,629,804,643,600分の1
100・99・98・97・96・95・94・93・92・91・90・89
12点 100С12 = 12・11・10・9・8・7・6・5・4・3・2・1 =1,050,421,051,106,700分の1
これのどこが簡単?
まぁ、結論からすると世界の人口が67億人だと仮定すると、7点が確立した時点で160億分の1の確率なので
”個人”を特定するには充分な証拠になりうるってことです。
ただ、この鑑定方法は経験則がモノを言うそうで、警察の鑑識科におまかせするか、専門の機関に依頼をするかしないとダメみたいですね。今回は被害届が受理されたので、警察の鑑識におまかせすることになります。
ま、とりあえずこんな感じで犯人をこれから追い詰めていこうかとw