取り外し　フロント＆リアドア内張り　その2

内張りには3箇所、ネジとリングが組み合わさったようなクリップがあります。

まず、ドライバーでネジを軽く回します。
すると、まわしてすぐにネジが浮いてくると思います。

つぎに、内張りはがしをネジではなくクリップの下に挟みこみ、外します。

こんな感じのクリップです。

戻すときは、ネジとクリップを分けて、まずクリップを押し込んでから、ネジを戻すと楽だと思います。

内張りの裏、写真のピンクの丸の位置にクリップがあります。その周辺の隙間に内張りはがしを差し込み、内張りを浮かせます。

ある程度浮かせたら、後は手で外せます。

クリップは全て、インナーパネル側ではなく内張り側に残すようにすると良いと思います。

内張りを外すと、インナーパネルが出てきます。
インナーパネルには防水シートが張られていますが、これはこれから行う静音作業には邪魔で、しかも必要なくなるものですので、外します。

防水シートはブチルゴムで接着されています。
これは、手でグイッと素早く引っ張り剥がすのがコツです。
ゆっくり剥がすと、ブチルゴムが残ってしまいます。
ブチルゴムはパーツクリーナーで溶けますが、たれたブチルゴムの処理が大変です。

あとは、パーツクリーナーで脱脂＆クリーニングして終了です。

リアドアはフロントとほぼ同様なので割愛しますが、1箇所だけ注意が必要です。

写真の中央、リアウィンドウレギュレータスイッチASSYですが、これ自体は取り外せないので、この裏で繋がっているコネクタを外すのは、内張りを外しながらの作業になります。

こんな感じで、内張りを剥がすときに、離しすぎて断線しないように、コネクターを外す必要があります。