PMA 1/18 PORSCHE 956 1983 LE MANS WINNER
投稿日 : 2010年04月25日
1
ミニチャンプス製1/18スケールのポルシェ956 1983ルマン24時間優勝車です。
説明の必要もないかもしれません。
ワークスの956といえば、ロスマンズ・カラーでしょう。
1982年に登場した956は、ルマンで1-2-3フィニッシュを飾りましたが、翌1983年もワークスポルシェは3台の956を出場させました。
2
この年、956が市販されプライベートチームからも大挙してルマンに出場しました。
更に、ランチアが本格的グループCカーのLC2を開発したため、昨年のように楽勝することは難しくなったと思われました。
3
しかし、信頼性に難のあるランチアLC2は2台ともリタイア。
上位はワークスとプライベートの956で争われる展開となりましたが、各車それぞれのトラブルが襲い掛かります。
ワークスのポルシェは、スタートからトップに飛び出したヨッヘン・マスの2号車がエンジントラブルでリタイヤ。
4
前年のタイムを12秒も短縮する驚異的なラップでポールポジションを獲得、ルマン3連勝を狙うエースのジャッキー・イクスの乗る1号車〈956-005〉も、わずか2ラップ目のミュルサンヌでヤン・ラマースのキヤノン・ポルシェがトップに立とうと無理なオーバーテーイクを試み接触し、明け方にはトップに立ったかと思った時に電気系のトラブルでエンジンがストップするなどで遅れをなかなか挽回できません。
5
3号車のドライバーは、バーン・シュパン、アル・ホルバート、ハーレイ・ヘイウッド組。
956-003は前年のルマンでは2号車でしたが、元々1983年シーズンに走らせる予定ではなく、前戦のニュルでベロフが956-007を全損させたため急遽仕様させれることになりました。
6
スタートから、比較的に順調にラップを重ねた印象の3号車ですが、オーバーヒート気味の問題を抱えていました。
さらに、左リヤタイヤのパンクでカウルを確実に固定できなくなった結果、終盤は左のドアが外れるトラブルでエンジンの冷却がさらに悪化、フィニッシュの1時間前にドアと取り付けるためピットの入ると、エースの1号車が同ラップに追い上るます。
ゴール直前には左タービンから白煙を上げながら走行を続けます。
7
1号車のジャッキー・イクスとデレック・ベルは、3号車より20秒以上も速いラップで追い上げます。しかし、2分差まで追い上げたところでゴールの午後4時となり2位に終わりました。
なんと、3位以下はクレマー、ヨ-スト、フィッツパトリック、ヨースト、オーベルマイヤー、リチャードロイド、と8位までカスタマーチームが走らせたポルシェ956が独占する結果で終了しました。
8
PMAミニチャンプスの1/18スケールの956、ドアやカウルが開閉できてエンジンも精密に再現されていて、価格もリーズナブルと思えます。
ロスマンズのタバコロゴ付きで発売されたのは、かなり以前のことで、手に入りにくくなっています。
タグ
関連コンテンツ( ジャッキー・イクス の関連コンテンツ )
関連リンク
おすすめアイテム
[PR]Yahoo!ショッピング